元千代大海


 プー太郎生活2472日目。

 サウナルームで太っちょから上島竜兵さんの訃報を聞いた。

 しばし信じられなかった。自殺するような人間には見えなかったので。

 わしが
「今日ですか?」と半ば絶句していたら、わしを注意した男も反応した。

 顔に掛けていた手拭いを思わず取ったのだから、奴も驚いたのだろう。

 だが、わしと太っちょの会話には首を突っ込んで来なかった。それが奴の奴たる由縁である。

 自殺ということは相当悩んでいたわけだ。わしなどが軽々にコメントできない。

 ここに上島竜兵さんのご冥福をお祈りしたい。

 今日の大相撲中継の正面解説は元千代大海の九重親方だった。

 約12年ぶりの解説か。その間、勝負審判を務めていたからな。

 千代大海と言えば、押しのワンパータン相撲だった。

 その押しは大関級、はたきは横綱級と称されたが、
「組んだら幕下」と言われた。

 だから、横綱になれなかったわけである。押し相撲で横綱には、なかなかなれんな。

 元千代大海で印象に残っているのは、土俵上での露鵬との罵り合いである。

 それに、元千代大海が
「九州一喧嘩が強い」と言われていたのを思い起こしたものである。

 
「大分の龍二」という異名で九州中のツッパリから恐れられていたと聞いたことがある。

 言ってみれば、
「熱笑!!花沢高校」の獣田三郎のような存在だったのだろう。

 それが力士になって真人間になったとは立派だ。しかも、大関まで行ったのだから。

 元千代大海の解説はまずまずだった。かつては元力士の解説は聞けたものではなかったが、今は弁が立つ元力士が多くなった。

 今日の一番で最も注目された一番は、照ノ富士と3大関を撃破してきた琴ノ若であった。

 その一番は照ノ富士が格の違いを見せつけ、琴ノ若を寄せつけなかった。

 膝の具合さえ悪くならなければ、やはり照ノ富士が優勝に最短距離だな。

 正代は4日目にして初日が出た。立ち合い前にアナが、
「出るか、初日」と言ったが、大関がそういうこっちゃいかん。

 今日も
「溜席の妖精」が十両の取組には、もう来ていた。

 これで月曜から3日連続である。日曜にその姿がなかったのは、なぜか? 

 見合いでもしていたのか? ま、大きなお世話だが。

 ヤクルトが2試合連続で完封負けかよ。今日の試合をダゾーンで見て吐いた。

 敵地・ドーム球場で読売に3連勝した流れがねぇ。とにかく、サンタナに早く戦列に復帰してもらいたい。

 え? 東浜がノーヒットノーランだと? 

 先日は大野が10回3分の2まで完全試合を続けたし、今年は投高打低が顕著だな。

 わしは、その方が好きだ。乱打戦は好みではない。

 さ、これからゲンダイとJ:CОМブックス上の週刊誌読みだ。

 こうして今日も無為に終わっていく…。了

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