大会13日目


 プー太郎生活2569日目。
 
 準決勝ということで好試合を期待していたのだが…。

 第1試合は予想外の大差になった。

 初回の攻防から落ち着かなかったが、2回表の仙台育英の11点で勝負が決まった。

 甲子園大会でもビッグイニングとなる回はけっこうあるとはいえ、11点たぁ。

 しかも、準決勝。準決勝で1イニング11点というのは記憶にないな。

 その11点はあっという間に入ったという感じであった。

 守備側のタイムは全イニングを通じて3回までだし、仙台育英の攻撃は止めようがなかった。

 これだけ打線が爆発すると、その反動が怖い。大量得点した次の試合で、あっさり完封された例はままあるし。

 それで思い出すのは、78年夏の桐生である。

 初戦の膳所高校戦で18得点した打線が、次の県岐阜商戦でアンダーハンドの野村に0封された。

 あに? 
「例が古すぎる」だと? わしにとっては記憶に新しいんじゃい。

 その桐生のエースだった木暮は今年で62歳である。

 わしのようなオールドファンは時間の感覚が狂っていることは確かである。

 仙台育英は7年ぶりの決勝戦進出か。東海大相模との決勝戦が7年も前とは信じられん。

 選手個々の力は、今年のチームより2015年のチームの方が上。

 だが、2015年のチームは頼れるピッチャーが佐藤世那しかいなかった。

 その佐藤世那が準決勝までで疲弊し切ってしまった。

 その点、140㎞以上を投げるピッチャーが5人いるというのは強みである。

 しかし、登板した誰かが不調だと、その投手の失点が致命傷になることが考えられる。

 山田は限界だったな。準々決勝で足を故障した影響もあったろうが。

 もし山田が万全であったとしても、勢いに乗っている下関国際には勝てなかったと思われる。

 今の高校野球は、1人のピッチャーに頼っては優勝できないというわけだ。

 それでも近江はよくやったと思う。山田ワンマンチームから脱皮したのだから。

 惜しむらくは、2回戦からの登場でなかったことである。

 今年の近江のようなチームは、1回戦からの登場か2回戦からの登場かで全く違う。

 今日も下関国際も、
「強い」という印象を与えた。投打にわたって近江をねじ伏せた。

 坂原監督の投手リレーも決まった。古賀の交代は早すぎると思ったが、早めの交代が功を奏した。

 わしはしつこい。だから、何度でも書く。

 「下関国際をCランクとした日刊スポーツの記者は名を名乗れ」と。

 そいつには、8月1日のわしの日記を読ませたい。

 
「下関国際のC評価には吐いた。秋の中国大会で優勝候補筆頭に推された下関国際がCということは断じてない」 

 そうは書いたが、下関国際が決勝戦に進出するとは思ってもみなかった。

 今年の日記では琴光喜に関しては封印してきたが…。

 仙台育英-下関国際の決勝戦になって、琴光喜になった奴はさぞかし吐いているであろう。

 わしが琴光喜だったら、大阪桐蔭が敗れた日に夏が終わっていたところである。

 さて、決勝戦である。大阪桐蔭、近江に力勝負で勝った下関国際が優勢であろう。

 それだけに、須江監督の投手起用が注目される。愛工大名電戦と同じ投手起用になるのではないか? 

 ともかく、決勝戦までコロナによる出場辞退校が1校もなかったのは良かった。

 高野連も、ちったぁ融通が利くようになったようである。

 明日は日曜だと? なんだかんだで曜日の感覚が狂っている。

 明日はティップネスに行かないので、在宅ワークに精を出したい。

 明日も、報酬効果の報酬となるような誘惑が多いのがハガい。了


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