大会14日目


 プー太郎生活2571日目。

 今朝は9時に目が覚めた。それが、
「そういうこっちゃいかん」かどうかはわからん。

 小太郎にメシをやって、朝のルーティンをこなしたら、10時近くになった。

 決勝戦開始の午後2時まで4時間もあるくさる。しかし、2時からとは遅いな。

 仕方ないのでムリゲー最終面に挑んだ。能率は良くなかったが。

 ハガかったのは、朝日のサイトに今日の決勝戦の展望記事がアップされていなかったことである。

 決勝戦の展望記事は、どちらが優勢かが書かれているのだが…。

 わしは下関国際が優勢と見ていた。大阪桐蔭、近江を連破した実力は本物だと見ていたからである。

 それが、なんと、仙台育英の8-1。こんな一方的な試合になるとは思ってもみなかった。

 仙台育英が強かったことは確かである。優勝に値するチームであったことは間違いない。

 一方、下関国際は余力が残っていなかったように思う。大阪桐蔭、近江と戦ったことで精力を使い果たしたのだろう。

 どのみち、今日は下関国際が勝てる試合ではなかった。

 下関国際にとって最も嫌なタイプの左腕に翻弄され、古賀も仲井も打たれた。

 
「わしが須江監督であっても、左腕の斎藤を先発させた」と申し添えておきたい。

 須江監督の見事な采配からして、佐々木前監督の復帰の目は全くなくなったな。

 決勝戦ということで、地元の様子が伝えられた。

 意外だったのは、下関のパブリックビューイングに空席があったことである。

 下関国際は私立だし、癖のある坂原監督は地元で疎まれているのかもしれんな。

 というわけで、ついに優勝旗が白河の関を越えることになった。

 大越の仙台育英、ダルビッシュ3年時の東北、佐藤世那・平沢の仙台育英ですら成し遂げられなかったことを成し遂げた。

 ダルビッシュ3年時の東北を率いた若生監督は以下のように言った。

 
「このチームで優勝できないようなら、東北のチームが優勝することはしばらくないでしょう」 

 それから18年。ついに悲願成就となった。

 今年の仙台育英は前評判が低かったが、存外、そういう時に優勝するものなのかもしれん。

 何はともあれ、コロナで出場辞退に追い込まれたチームが1つもなかったのは良かった。

 選手の入れ替えを認めるという高野連の処置を褒めてやろうじゃないか。

 それと、今年は雨天順延が1日もなかった。雨天順延の金太郎アメだった昨年とはえらい違いだ。

 雨天順延がなかったことで、出前取り放題の職場に勤めている奴は出前のやり繰りがスムーズであったろう。

 あに? 
「大会ベストナインを選べ」だと? 

 選べん。投手からして難しい。

 前田と山田は最後に打たれたし、優勝した仙台育英は5人の投手が登板したし。

 それでも敢えて選ぶとしたら、今日の試合で先発した仙台育英の斉藤か? 

 なお、捕手は松尾、ファーストは丸山、サードは伊藤、センターは浅野を選出したい。

 J:CОМブックス上の週刊誌は最新号とタイムラグがある。

 なので、今読めるJ:CОМブックス上のプレイボーイには大会の展望記事が載っている。

 その展望記事も、大阪桐蔭が1強で、続くのは智弁和歌山とある。

 選手個々の力量では、大阪桐蔭が№1だったことは衆目の一致するところである。

 だが、そうであっても優勝できないのが甲子園大会。

 下関国際戦の9回表は、前田が甲子園の魔物に取り憑かれた。

 もし大阪桐蔭が下関国際に勝っていて、仙台育英と戦っていたら、どちらが勝ったであろうか? 

 それは神のみぞ知るだ。って、そういうことを考えるのは止めぇ。

 えっ、大矢さんの解説は今日が最後なのか。

 しゃべり過ぎの感はあったが、スコアブックをつけながらの詳しい解説は好きだったのだが…。

 今大会が最後ということで、NHKは決勝戦の解説を担当させたのであろう。

 NHKも、ちったぁ粋な計らいをするじゃないか。

 
「あの1年生投手・坂本とバッテリーを組んでいた」の枕詞で紹介される大矢さんの解説が聞けなくなるのは寂しいな。

 あ゛~、今大会もあっという間に終わってしまった。

 明日から高校球児をテレビで見られないかと思うとクソハガい。

 こうなったら新チームに思いを馳せるしかない。

 やはり最大の注目校は、前田が残る大阪桐蔭である。1年生に逸材がゴロゴロしているというしよ。

 そのほか、好素材の2年生が多く残る仙台育英、横浜、九州国際大付の新チームに期待したい。

 あはれ、終わりの虚しさや、たれや、知らんや。了

次の日へ 前の日へ
日記トップへ HPトップへ