W杯5日目

 
 プー太郎生活2664日目。

 わしは番狂わせは嫌いだ。が、日本に限っては例外である。

 昨日の日本の勝利に番狂わせが嫌いな奴らは吐いたであろう。

 アルゼンチン同様、
「吐いた」で済まされないのはドイツである。

 ドイツ人も無類のサッカー好きで、サッカーでは冷静なドイツ人も熱くなる。

 ドイツ国内は、ガッツ星人の最期の時のような混乱状態に陥っていよう。

 日本の劇的な勝利で、新聞社、朝のニュース番組、ワイドショーのスタッフも、ガッツ星人の最期の時のような混乱状態となったはず。

 これはいい意味でのガッツ星人の最期の時のような混乱状態だが。

 って、いい加減、そのフレーズは止めれや。

 いや、わしは、わしオリジナルの
「ガッツ星人の最期の時のような混乱状態」というフレーズを気に入っているんじゃい。

 さて、昨日のドイツ戦である。

 
「日本がイランになるか、サウジになるか」で注目された。

 前半、PKで1点取られ、その後も自陣に押し込められていたので、後半は3点くらい取られて、イランになると思った。

 それでも前半の失点が1点だったので、後半にちったぁ期待した奴もいたそうである。

 後半のシステム変更と攻撃的選手を何人も入れたことで流れが変わった。

 覇気なし監督の大博打が当たり、逆転まで行くとは、これはいい意味での
「計算外だよ、玄大佐」だった。

 日本がサウジと違ったのは、日本は悪質な時間稼ぎをしなかったことである。

 サウジの時間稼ぎは悪質宇宙人・メフィラスそのものだったので、見ていてえらい腹が立った。

 時間稼ぎをしなくても、日本が追いつかれる感じはしなかった。それはドイツが焦っていたからである。

 ドイツイレブンは前半は余裕をかましていたが、同点になってから余裕は何にもナイマンになった。

 最後のアディショナルタイムのCK、FKでGKのノイアーが上がったのを見て、前回大会のドイツ-韓国を思い出した。

 あの時も最後にノイアーがセットプレーでペナルティーエリアに入ってきた。

 日本がドイツに勝利したことを韓国の新聞は、
「前回の韓国と同じく日本がドイツ勝った」と報じたそうである。

 ったく、イチイチ、勘に触るぜ。

 試合終了後、ドイツのギュンドアンがインタビューを受けていた。

 さすがに落ち込んでいたな。日本に引き分けどころか負けたのだから無理もない。

 それにしても、ドイツ語の同時通訳というのは神業だ。

 ただ、同時通訳はクソ疲れるので20分ほどしか続けられないという。

 昨日のドイツはミューラーが全くダメだったな。それとサネの不在も響いた。

 それより何より、ルンメニゲやフォクツのようなゲルマン魂の持ち主が居なくなってしまったのが寂しい。

 今の選手の方がテクニックは上だろうが、決して諦めない不屈の闘志が相手に嫌がられたものである。

 朝の情報番組も午後のワイドショーも大騒ぎだったくせぇ。

 そりゃ、そうだわな。勝ち目がほぼゼロと見られていたドイツに逆転勝ちしたのだからな。

 日本がグループリーグを突破するには、ドイツではなく、スペインを蹴落とすというシミュレーションだったしよ。

 逆転勝ちいえば、日本がワールドカップで逆転勝ちをしたのは初めてである。

 逆転負けは、06年のオーストラリア戦、ブラジル戦、14年のコートジボワール戦、18年のベルギー戦があるが。

 しかし、まだ浮かれてはいけない。もしドイツがスペインに勝ったら、2勝1敗で3チームが勝ち点で並ぶ可能性が出て来るからである。

 となると、得失点差で決まる。つまり、コスタリカから何点取ったかで明暗が分かれるというわけだ。

 得失点差勝負だと、コスタリカで7-0で勝ったスペインの突破は確実。

 ドイツも最低でもコスタリカから3点は取るだろうから、日本もできるだけコスタリカから点を取りたい。

 って、よもやコスタリカに死に馬キックを食らわないだろうな。

 いや、コスタリカは完全に死んではいない。とはいえ、心が折れているのは間違いなかろう。

 もしこれでグループリーグで敗退となったら、竜頭蛇尾の究極タイガーになってしまう。

 それだと吐き倒れるが、アトランタオリンピックの例がある。

 初戦でブラジルに奇跡的に勝ちながら、2戦目にナイジェリアで2点差で負けたことが響き、グループリーグで敗退したのは記憶に新しい。

 だから、スペインにはドイツに悪くとも引き分けて欲しいところである。

 今日は大塚の医院に行ってきた。

 薬を所望すれば何でも出してくれるから、またスタチンを処方してもらうように頼んだ。

 スタチンを飲み続ければ、悪玉コレステロール値は下がるだろう。

 大塚の医院との往復の電車の中で、大阪桐蔭-広陵をスマホで見ていた。

 前田を先発させずに0-5となった時は、大阪桐蔭の連覇は難しいと思ったが…。

 大阪桐蔭は底力を見せて逆転し、最後は前田が締めた。

 神宮大会連覇は史上初か。

 第2戦で日本とスペインが勝って、史上初の第3戦を待たずにグループリーグ突破となれば良いのだが。

 しかし、電車の中でスペイン-コスタリカの結果を知ってしまったのには吐いた。

 車内の若造2人の会話でわかってしまったのである。

 帰宅してからベルギー-カナダをハイライト動画で見た。

 ザトペック作業があるので、フル観戦の時間がなかったんじゃい。

 ベルギーは4年前ほどのチームではないな。

 もし決勝トーナメントの初戦でベルギーと当たったらリベンジの可能性があるかもしれん。

 相撲を見ていたら競馬がヘタクソな奴からラインが入った。

 
「今、1,0000円を入金しました」 

 ということは、この土日でまたまたロボコンになったわけか。

 ワールドカップ期間中くらい競馬を控えろってんだ。

 大相撲九州場所であるが、豊昇龍が2敗になってカオス状態となった。

 優勝ラインは3敗まで下がりそうだ。誰が優勝するのか、読めん。

 そんななか、正代がついに7敗となった。

 残り3日間を3連勝というのは、今の状態と対戦相手からしてムリゲーだ。

 10時からウルグアイ-韓国を見る。むろん、ウルグアイを応援する。

 行け、ウルグアイ! ゴールを決めろ、スアレス! 了

 

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