小太郎、満8歳

 
 プー太郎生活2734日目。

 今日で小太郎が8歳となった。

 

 ここに引っ越して来ての最初の誕生日は2歳の誕生日。

 それから6年たぁ、月日が経つ早さはシャレにならん。

 しかし、もう8歳か。人間でいえば48歳。

 が、まだまだ動きは軽快である。今日も全速力で隣の部屋へ駈けて行った。

 誕生日ということでご馳走を与えたところ、ミートボールをあっという間に平らげた。

 早食いは体に良くないが、止めようがなかった。

 早食いか。わしも早食いであるが、わし以上に早食いなのは号泣組翁である。

 最初に一緒にメシを食べに行った時に、その余りの早さに驚いた。が、吐きはしなかった。

 吐いたのは、
「みなとみらい線はどことどこを結んでいるのですか?」に、「近いですよ」と返ってきた時である。

 小太郎は、ミートボールプレートに何も残っていないのに、しばらくプレートを舐めていた。

 犬が食い意地が張っているのはわかる。それが人間となると、みっともないことは確かである。

 そういや、故・じじぃの食い意地は凄かったな。

 職場にヤクルトレディが来ると、故・じじぃはヨーグルトを買うのが常だった。

 それでヨーグルトを食べる際、スプーンでヨーグルトをまさぐるシャカシャカという音がいつまでも聞こえていた。

 それには、こっちの方が恥ずかしくなったものである。

 故・じじぃの悪口は、ここまでにしよう。また故・じじぃが夢に出て来るかもしれないからな。

 なぜか、わしの見る夢に最も多く登場するのは故・じじぃなのである。

 今日は10時前に目が覚めてしまった。昼過ぎまで寝ている予定だったのによ。

 なぜかというと、加湿器がピーという音を発したからである。

 タンクに水がなくなると音が鳴るのだが、昨晩、寝る前にタンクに水を補充しなかったとは不覚であった。

 10時に起きたことで、藤井聡太五冠の対局をフルで見ることができた。

 アマ6級がプロの将棋をとやかく言う資格がないことはわかっとる。

 だが、藤井五冠が中川八段に完勝であったことは明らかであった。

 午後からはJ:CОМブックス上の週刊誌を読み込んだ。

 タイムラグがあるので、岸田バカ親子を糾弾する記事は載っていなかった。

 今週中には、その記事が読めるだろう。それで憂さを晴らしたい。

 今週は木曜日に胃カメラ検査と大腸検査が控えている。

 って、それしか今週は予定がないぞ。

 わしも号泣組であることは確かである。了

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