大会7日目
土曜日の早起きはハガい。8時半起きでも、わしには早起きなんじゃい。
寝起きが良いわしは、第1試合が始まる前から頭の中はクリアだった。そういうこっていい。
第1試合は、沖縄尚学打線がクラーク国際の変則投手の新岡に手を焼きながらも3点を取り、3-1で逃げ切った。
いろんな角度から投げる新岡を見て、東海大相模戦の小山の黒田を思い出したわ。
「まるで何人もの投手が投げているようです」(土門アナ)
黒田の変幻自在のピッチングで、原、津末らの‘大人の打線’が3安打無得点に封じられたのは大昔の話だが。
クラーク国際の新岡の防御率が0.67というのが、今日のピッチングでよくわかったわ。
ただし、神宮大会では大阪桐蔭に6回12失点(自責点3)と打ち込まれている。
大阪桐蔭戦は、「相手が違いますよ」(原田冨士男氏)だったわけだ。
沖縄尚学の東恩納は、1回戦の大垣日大戦ほどの出来ではなかったと思う。
それでも長打を許さなかったのが最少失点で凌げた大きな要因である。
だから、そんなことは南海権左でも書けるって。
沖縄尚学の次の相手は東海大菅生である。
東海大菅生は今度はエースの日當を先発させるだろうから、沖縄尚学は東恩納を登板させざるを得まい。
沖縄尚学が東海大菅生に勝ったとしても、準々決勝で大阪桐蔭と当たろう。
1回戦からの登場といい、入ったブロックといい、沖縄尚学は抽選結果が悪かったとしか言い様がない。
東邦-高松商で頭に行ったのは、77年夏の試合である。
その試合は、東邦の坂本が甲子園大会でデビューした試合であった。
今日の試合も、77年夏と同じく東邦が勝った。
今日の試合では両校の長打力の差が出たわけだが、東邦としては、149㎞右腕の宮國を温存できたのは大きい。
次戦が報徳学園ということを考えて、宮國を投げさせなかったのか?
ハガい人物との風評がある鍛治舎巧氏は、「次の試合を見た監督は、例外なく負けてします」と言っていたが…。
今日の東邦-高松商を振り返ると、8回裏のツーアウト2、3塁でのショートのファインプレーが光った。
7回裏の同じ場面では悪送球で2点を献上したが、それとは見違える送球を見せた。
8回裏の打球の方が捌くには遥かに難しい打球だったが…。
これで1回戦を勝ち上がった高校が全て2回戦に勝ち上がった。
1つ勝っていた高校に勢いがついていたということか?
第3試合は激しい試合となった。5回を終わって1-1の試合が9-8の試合になると、誰が予想したであろうか?
8回裏に英明に逆転スリーランが出た時は、流れからして英明が逃げ切ると思ったが、9回表に作新学院に逆転ツーランが出た。
作新学院ベンチが9回裏のマウンドに送ったのは、注目の新2年生・落合。
が、冬に投げ込んでいなかったという落合は球速が全く出ないという状態であった。
あれでは降板させるしかないわな。そこで作新学院ベンチは、今日、延べ6人目のピッチャーを送った。
最後は、そのピッチャーが抑え、作新学院が9-8で勝った。
英明とすれば、先発左腕が7回でスタミナが切れたことで送った変則右腕が乱打されたことが誤算であったろう。
作新学院はベンチ入り18人を全員使っての勝利か。
そうした勝利は大差での試合ではままある。1点差の試合でのそういう勝ち方は記憶にないな。
今日中に思い出せるとは思えん。記憶力がすこぶる落ちたし。
案の上、セルジオ越後が昨日の試合をボロカスに書いている→ココ。
そのコラムを読んだが、さすがに不機嫌攻撃が過ぎる。
雨の中で観戦したサポーターにはストレスがクソ溜まる試合ではあったが。
やはり翠富士は大栄翔に勝てなかったか…。
これで優勝争いは大栄翔と霧馬山に絞られた。明日は2人の直接対決が組まれた。
カオス場所でなくなったのが面白くないな。4敗で並んだ力士の優勝決定トーナメントとかを見たかったのによ。
若隆景が3か月の療養期間を要する怪我を負って、今日から休場となった。
そんな重症では7月場所も出場できまい。下手したら9月場所まで休場かもしれん。
わしは、かねてから公傷制度を復活させるべきだと思っている。
協会としては、公傷制度を悪用する‘とっつぁん’のような力士を絶対に許したくないのだろうが。
明日の大阪地方の天気予報が悪い。
明日、中止だとティップネスの休館日である木曜が休養日になってしまう。
2週連続で木曜日に試合がないというのは勘弁してくれ。
とりありず明日も8時半に起きる。早起きが無駄骨になる覚悟はできとる。了