大会11日目

 
 プー太郎生活2789日目。

 もしかしたら山梨学院の大差のゲームになるかもしれない。

 第1試合の試合前にそう思っていたところ、山梨学院が攻守に作新学院を圧倒して、12-3で勝った。

 今大会初の二桁得点か。準々決勝で大会初の二桁得点というのは記憶にないな。

 大昔の大会では、そういうことがあったかもしれないが。

 山梨学院が二桁得点した要因には、多彩な攻めを見せたこと、選球眼が良かったこと、積極的な走塁が挙げられる。

 中でも3回裏の7点が大きかった。3回裏は5連続四死球があり、3つの押し出しがあった。

 1つ目の押し出しデッドボールの時点でピッチャー交代だったか? 

 解説が原田冨士男氏だったら、
「投手交代が大幅に遅れましたね」と言ったであろう。

 山梨学院は今日が4試合目だったので、エースの林が先発しないかと思った。

 しかし、吉田監督は林に託し、林は打たせて取るピッチングで、8回を6安打3点にまとめた。

 球数が少なかったので、次の広陵戦も林が先発すると思われる。

 作新学院は夏に向けて投手陣を整備しないと、今年も予選で敗退かもしれん

 新2年生の小川が本来のピッチングを出来るようになるかどうかに注目したい。

 残念ながら第2試合も大差の試合となってしまった。

 専大松戸の注目の右腕・平野の状態が試合前から良くなかったようである。

 それで持丸監督が平野の先発を回避しようかと思ったという。

 広陵の中井監督は、2番手投手の倉重を先発させた。

 これは予想通りである。中井監督は先を見たようだ。

 試合は2回の攻防が明暗を分けた。

 専大松戸は1点先取して尚もワンアウト満塁で無得点。

 広陵は相手の守備のミスにつけ込み、7安打を集中して6得点。

 今大会はビッグイニングとなる回がなかったが、第1試合に続いて、この試合でもビッグイニングが見られた。

 2回裏はノーアウト1、2塁での投手前へのバントを一塁に悪投して同点になったプレーが大きかった。

 そのランナーの溜まり方も悪かった。

 先頭バッターのヒットは仕方ないとして、次打者の内野ゴロを安打にしてしまったことが傷口を広げた。

 いずれにせよ、両チームに力量の差があったのは確か。

 専大松戸は平野が好投するしか勝ち目がなかったと言える。

 広陵はエースの高尾を温存できたから、準決勝の山梨学院戦は高尾が先発するに違いない。

 広陵は13年ぶりのベスト4か。その時のエースは有原。

 わしは有原擁する広陵で琴光喜になっていて…。それから先は書かん。

 第3試合では東海大菅生の先発が剛腕・日當でないと知って、正直吐いた。

 そんな気がしてはいたが、大阪桐蔭戦で日當を先発させないとは…。

 3回裏から登板した日當は好投したから、日當を先発させなかったことが東海大菅生の敗因と言えよう。

 日當は、2点取られて尚もノーアウト満塁の場面で投入された。

 それはいくら何でもきつい。犠牲フライとタイムリーで2点を追加された。

 今日は大阪桐蔭にツキがあった。

 3回裏は、四球、2つのバント内野安打でノーアウト満塁となって、それから4点を取ったのだから。

 前田は7安打1点で完投した。球数が130球を超えたのは想定外だったか? 

 とはいえ、無駄なフォアボールがなく、長打を許さなかったのは流石である。

 明日は休養日で1日空くし、準決勝の報徳学園戦もムーミンは前田で挑むだろう。

 負けたとはいえ、東海大菅生は力があるチームだと思った。

 夏の西東京予選で早実が勝てる相手ではない。

 いや、早実は今や準かわい子ちゃん。東海大菅生どころの話ではない。

 第3試合の解説は、今日がテレビでの解説が3試合目となった杉本さんであった。

 配球の話、打席の立ち位置の話、守備位置の話など、当たり前のことしか言わない他の解説者とは一戦を隔す解説はいつも通りだった。

 アナも安心して聞ける冨坂アナだったので、今日の第3試合の中継は良かった。

 第4試合は色々あり過ぎて、何から書いていいかわからん。

 まず言えるのは、仙台育英が9回で勝てる試合ではなかったということである。

 6回表の1点も9回表の2点も相手のミスによるもので、まともに取った点はなかった。

 タイブレークになった10回表は1点止まりだったのが痛かった。

 解説の青山さんが、
「タイブレークは先攻が有利です」と言っていたが、それは違うのではないか? 

 裏の攻撃は、相手の表の攻撃で何点入ったかを見た上で出来るからである。

 10回裏は、結局は、バントの処理ミスが響いた。

 あれはサードがちびって一塁へ暴投をしてしまったな。

 須江監督としては、先発投手の起用に悔いが残ったであろう。

 ま、それは結果論。3人の好投手がいると起用が難しい。

 その3人に代打を送ったことで、あまり経験のないピッチャーが登板した。

 追う展開だったから代打を送ったのは仕方なかったが。

 それにしても、第4試合は見ていて疲れた。

 どちらを応援するということはなかったとはいえ、何度も声が出た。

 球審のストライク・ボールのジャッジに、
「えっ」という声を発したが、敢えてその場面には触れまい。

 最も大声となったのは、9回表の報徳学園のセンターのタイムリーエラーである。

 センターへの凡フライで試合終了と思いきや、まさかのエラー。

 それで1点差となり、尚もツーアウト2塁からタイムリーを打たれた。

 野球とは得てして、そういうもの。仙台育英としては、一気に逆転まで持って行きたかったところであった。

 これで準決勝のカードは、山梨学院-広陵、大阪桐蔭-報徳学園となった。

 その予想は明日の日記で書きたい。

 昨年、中日のセットアッパーを担ったジャリエル・ロドリゲスがアメリカに亡命するというニュースを知った。

 既に中日との契約を破棄しているたぁ。立浪監督が吐き倒れているくせぇ。

 中日を上位に推す評論家もいるが、それは8回、9回を投げる2人のキューバ人ピッチャーの安定感が抜群だからである。

 それでも先発陣が充実しているから、今シーズンは最下位・南海権左はないと思うが…。

 クソ~、先週に引き続き、ティップネスの休館日に試合がないとはよ。

 本当に引きが弱い。1月のクソ麻雀で小四喜子と国士を和了ったことで運を使い果たしたか? 

 その可能性は大いにある。よって、今年はもうツモらん。そういうこっていい。了 

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