大会10日目

 
 プー太郎生活2788日目。

 大阪桐蔭打線が昨年のチームよりも、2、3段スケールダウンしたのは周知の事実である。

 だから、能代松陽の好右腕を打ちあぐむとは思っていた。

 それにしたって打たなさ過ぎた。5回までノーヒットたぁ。

 7回裏にスリーバントスクイズで1点をもぎ取ったが、結局、2安打。

 相手打線が弱かったから1-0で勝てたものの、
「優勝できるか?」となると大いに疑問である。

 スリーバントスクイズの場面であるが、
「わしは読んどった」と自慢させてもらおう。

 その場面は、まずノーアウトから4番の南川がスリーベース。

 が、5番の佐藤がセカンドフライ。6番の村本も全く打てる感じがしないまま、ワンボール・ツーストライクと追い込まれた。

 そこに、
「虎穴に入らずんば…」のスリーバントスクイズ。ここは、うまく転がした村本を褒めたい。

 squeeze」は 日本語で「絞り取る」を意味する。

 7回裏の1点は、文字通り搾り取った虎の子の1点であった。

 大阪桐蔭の先発は、予想通りエースの前田ではなかった。

 ムーミンは球数制限と相手打線のレベルを勘案したと思われる。

 ムーミンの期待に応えて先発の南が好投し、まともに打たれたヒットは1本のみ。

 ただ、7回表はピンチだった。サードへのボテボテの当たりの内野安打、四球、暴投で、ワンアウト2、3塁となった。

 ここは南が踏ん張り、三振、ライトフライで凌いだ。

 もしここで能代松陽が先制していたら波乱の目もあったであろう。

 それほど能代松陽の右腕の出来が良く、大阪桐蔭打線が嵌り込んでいた。

 8回表にも大阪桐蔭らしくないプレーが出た。

 セカンド前のゴロをセカンドが間に合わない1塁へ暴投。

 ムーミンは
「1-0で勝つしかとない」と思ったのであろう、この場面で前田を投入した。

 前田は格の違いを見せ、後続を打ち取り、9回表も締めた。

 ムーミンとしては、打てないだけに、今日の投球が20球で済んだ前田と心中する腹づもりでいよう。

 第1試合が終わった後、青色申告会に電話した。

 インボイス制度について、いつも指名する人に聞いたのである。

 キムラ店での予約合戦時のような電話の通じなさを覚悟したが、リーチ・一発・ツモで出た。

 そうか。
「登録した方が無難」か。

 登録料が6,000円掛かるものの青色申告会でも登録できるとあって、4月6日に行くことにした。

 昨日、ネットで調べたところ、登録の手間がクソうざったいことが判明したので、6,000円は惜しいが仕方ない。

 インボイス制度の導入によって、消費税のうちの20%が税金になるという。

 つまり10万の仕事を請け負ったら、2,000円をふんだくられるわけである。

 しばき倒すぞ、財務省! インボイス制度導入には怒髪天を衝く思いだ。

 閑話休題。

 第2試合は今大会で初めてAランク校同士の対決なので、接戦になると予想した。

 しかし、沖縄尚学の先発がエース東恩納でないと知った際は残念に思った。

 沖縄尚学は今日が3戦目だから、やむを得ないか。

 試合は4回裏の東海大菅生の犠牲フライによる1点が決勝点になった。

 味方に再三のミスがありながら、その1点を東海大菅生の剛腕・日當が守った。

 あれだけ味方にミスがありながら、よく無失点で凌いだものである。

 特に7回表である。ツーアウトランナーなしからセンターへの凡飛球。

 日當はガッツポーズをしながらベンチに帰り掛けただけに、その落球は心理的にきつかったはず。

 案の定、つづく8番バッターに難しい球をレフト前にヒットされた。

 
「野球とはそんなもの」と思ったところ、レフトがランナーをホームで刺した。

 ここは逆に言えば、沖縄尚学としては流れがないシーンだった。

 その刺殺プレーも含めて沖縄尚学はチャンスを逃し過ぎだ。

 ノーアウト満塁で無得点、ワンアウト2、3塁でのスクイズ失敗。それでは勝てない。

 5回裏から登板した沖縄尚学のエース・東恩納は4回を無安打に抑えた。

 東恩納が先発の時は5番バッターだし、東恩納が先発でなかったことが沖縄尚学の敗因だったことは確かである。

 第1試合と第2試合の結果、準々決勝の第3試合は大阪桐蔭-東海大菅生となった。

 両校の甲子園での対戦は3度目。これまでの対戦では大阪桐蔭が連勝しているが…。

 第3試合も1点差のゲームとなった。とはいえ、試合内容では報徳学園が圧倒していた。

 8回を終わって東邦が7安打、報徳学園が13安打。

 それで4-4の同点だったのは、東邦のレフトとライトがセカンドランナーをホームに刺したことが大きかったからである。

 その2つのプレーが出たのは2回裏。なので、5連打したのに1点しか入らなかった。そういうのも記憶にない。

 9回裏はワンアウト2塁からのセンター前ヒットでホームを狙ったセカンドランナーを、今度はセンターが刺殺した。

 次打者が大会屈指のバッターの4番・石野だっただけに、サードコーチャーの判断ミスと言える。

 解説が原田冨士男氏だったら、ズバリそう言ったであろう。

 タイブレークとなった10回表の東邦のツーアウト2、3塁での見送り三振の球はボールではなかったか? 

 ワン呼吸あってからのストライクコール。かつての読売寄りの球審のジャッジを思い出したわ。

 この第3試合は、投手リレー、両チームの再三のファインプレーなど、いろんなことがあった試合であった。

 仙台育英-慶応、広陵-海星とともに、これまでのベストゲームの1つだと思う。

 勝利監督インタビューで報徳学園の大角監督が、
「甲子園では東邦さんに勝っていないと聞かされていまして」と言った。

 そこで記憶をまさぐった。89年選抜の
「東邦3-0報徳学園」しか思い出せん。

 第4試合は接戦にならず、原田監督がベンチで吐きまくるという展開であった。

 仙台育英は得点力不足との評が多かったが、今日は足を絡めて効率的に得点を重ねていった。

 明日の報徳学園戦はそうはヒットを打てないだろうから、また足技を見せると思われる。

 さて、仙台育英の須江監督は、明日は誰を先発させるか? わしはエースの高橋と予想する。

 これでベスト8チームの予想のうち、6校を的中させた。これだけ当たったのは久しぶりである。

 明日は日刊スポーツがAランクとした高校のうち、7校が登場する。

 山梨学院、専大松戸、広陵、大阪桐蔭、東海大菅生、報徳学園、仙台育英

 これも滅多にないことである。2008年の夏の大会以来ではないか?

 明日は、山梨学院、広陵、大阪桐蔭、仙台育英が勝つか?

 第3試合と第4試合の予想は迷った。東海大菅生と報徳学園が勝っても不思議ではない。 

 いずれにせよ、明日の準々決勝を大いに楽しみたい。

 サッカーのコロンビア戦もクソ余裕で観た。そして、吐いた。

 逆転負けとは蹴ったクソ悪ぃ。

 
「新生ジャパン」というアドバルーンが萎むようなこの2戦であった。

 今日のコロンビアの2得点は見事であった。

 あの2つのスーパーゴールを見て、
「ワールドカップでのベスト8は夢物語」と思ったわ。

 さ、明日も8時起きだ。今から風呂に入ってクソして、寝る準備をする。了

次の日へ 前の日へ
日記トップへ HPトップへ