勝ち過ぎ
プー太郎生活2983日目。
今日のスポーツ紙の一面は、こぞって藤井聡太九段の8冠であった。
8冠となった方が遥かにニュースになるし、将棋が注目を浴びる。
ただ、他の多くの棋士は、「けっ」と思っているのはないか?
つまり、藤井8冠は勝ち過ぎなのである。
雀ゴロ・竹井の言葉を借りれば、「強い者が勝つ。たったそれだけの事だろ」だが。
竹井がそう言い放った相手は、ヤクザの親玉の増本である。
竹井に怒り心頭の増本は知略家の江藤を使って竹井の子飼いの田村に裏切り行為をさせ、竹井を潰した。
藤井8冠が人望がないということはないと思うが、勝ち過ぎると敵を多くするのは間違いないところである。
大阪桐蔭も勝ち過ぎている。2022年の選抜大会での優勝で、それを再認識した。
だから、2022年の夏の大会での下関国際戦の9回表は、場内が下関国際一色のムードになった。
その異様な雰囲気に飲まれた前田が逆転を許したのは記憶に新しい。
その前田であるが、「指名していただいたところで自分の力を出すだけです」と言っていると、週刊ベースボールで知った。
江川、清原、桑田、元木に、前田の爪の垢を煎じて飲ませたいわ。
数年前に「サンデーモーニング」で張本氏が、「最近の高校生は希望球団を言わなくなったねぇ」と感心していた。
今は、どこぞの球団が牛耳るような時代ではないのは事実である。
話は藤井8冠に戻って、昨日の1局は、終盤のAIの形成判断は「1:99」で、藤井8冠の勝ち目がほぼゼロになったという。
そこを永瀬前王座がシャワシャワな手を打って形成が逆転したと、ネット記事で読んだ。
「シャワシャワな手」とは、永瀬前王座に対して失礼極まる。
それこそ、「アマ6級のお前が言うな」だ。
まあ、永瀬前王座に指運がなかったということだな。
麻雀でも指運がある。指運が強くないと雀ゴロとして食っていけない。
今日は、ツインズ-アストロズを録画でじっくりと観戦した。
フィリーズ-ブレーブスも見たかったが、NHK・BSが中継しなかったのだから仕方ない。
ツインズ-アストロズは、アストロズが2本のホームランとブルペン陣の活躍で、ツインズを3-2で振り切った。
1点ビハインドのツインズは8回から回跨ぎでクローザーのデュランを投げさせたが、その執念も実らなかった。
しかし、デュランは本当に凄いな。158㎞のスプリットは、まさに大リーグボールである。
そのデュランはドミニカ共和国出身。今日も無双したアストロズのセットアップマンのアブレイユもドミニカ共和国出身である。
ドミニカ共和国が次回のWBCでフルメンバーを揃えたらと思うと空恐ろしい。
ほぉー。楽天の石井監督が退任か。
2年連続で4位という成績を三木谷オーナーが許すわけがないわな。
しかし、誰が監督になっても先発投手陣のテコ入れをしないと、今年と同じ轍を踏むぞ。
田中将大をはじめ、先発投手陣の高齢化が顕著だからな。
田中は来シーズンも楽天に残るそうだが、また大減俸だろう。
今シーズンの成績からしたら、2億円でも御の字である。
2億円…。わしには、千点320万円の麻雀で勝つしか手にすることができん。
そんな戯言はいいわい。
これからの人生を負け過ぎないようにしたいものである。了