ボクシングの話

 
 プー太郎生活3082日目。

 今日は相撲とボクシングの話に終始したい。

 といっても、大半がボクシングの話だが。

 まず、相撲である。

 注目の琴ノ若-大の里は、琴ノ若の完勝だった。

 大の里は立ち合いに失敗したように思う。

 1敗の阿武咲と2敗の霧島は、霧島が何とか勝った。

 今日の結果、1敗は琴ノ若、2敗は照ノ富士、霧島、豊昇龍、阿武咲、大の里。

 上位陣の星の潰し合い、大の里の上位挑戦と、見所の多い終盤戦となった。

 今日の寺地らのボクシングはアマゾンプライムでの中継であった。

 例年、TBSが放送していた大晦日の井岡の試合もネット中継になったし、今後、ボクシングの世界戦は地上波で観られないであろう。

 考えてみれば、そんなに強くない日本人挑戦者の試合を午後7時半から1時間半枠で放送するというのは極めてリスクが高かったと言えた。

 日本人挑戦者が早々とKOされたら、それから1時間以上も開き時間を埋めないとならないからである。

 1983年だったか、穂積という前評判が高くなかったフライ級のボクサーが世界戦に挑み、2ラウンドでKO負けを喫した。

 フライ級の試合で、チャンピオンがそんなに強打者ではなかったので、日テレの番組スタッフとしては、そんな早いラウンドで決着がつくとは
「計算外だよ、玄大佐」だったはず。

 それで日テレの番組スタッフがガッツ星人の最期の時のような混乱状態になっていたのは容易に察しできた。

 そうなると昔の試合を引っ張り出して残りの放送時間を繋ぐしかない。

 それでかつて日テレが放映した大場政夫とガッツ石松の試合が延々流された。

 わしとしては、大場や石松の試合を見られたのは良かったが。

 それにしても、大場とチャチャイ・チオノイの試合は凄かった。

 それから23日後に大場が首都高速で自らが運転する車で事故死としたというのだから、如何にその事故死が衝撃的だったかがわかるというものである。

 石松がロドルフォ・ゴンザレスから世界タイトルを奪取した時の場内の興奮ぶりも凄まじかった。

 石松のKО勝ちが決まるや否やヤーさんらが大挙してリングに上がって来て、石松を祝福している光景には鳥肌が立ったわ。

 大場の試合にしても、石松の試合にしても、観衆は全員が男。

 ボクシングの試合はそうじゃなくちゃいけねぇ。

 肝心の今日のボクシングあるが、世界タイトル戦が2試合行われた。

 その間に那須川天心のボクシング3戦目の試合が挟まれた。

 フライ級のタ世界タイトル戦に登場した阿久井だが、リングインするシーンに、もう奥さんが泣いていた。

 その思いに応え、無敗のウクライナのチャンピオンに判定勝ちした。

 判定は微妙かと思われたが、3-0だったので驚いた。

 ここでジャッジペーパーが読み上げられた際、
「3-0」のジャッジを表す「unanimous」が聞き取れたことを申し添えておきたい。

 那須川の試合には吐いた。

 相手のメキシカンが3ラウンド終了時に足首の故障で試合放棄したからである。

 それでは消化不良もいいところ。TKO勝ちもクソもないわな。

 もしこの試合がメインイベントだったらシャレにならなかったところである。

 寺地の試合は、お互いにダウンを奪い合う壮絶であった。

 ここ最近の試合では最も激しい打ち合いだったと思う。

 しかし、寺地は最後の2ラウンドは打ち合いを避け、逃げに徹した。

 それが好を奏して、2-0で判定勝ちした。

 あのまま打ち合いに応じていたらKOされていただろう。

 さて、風呂に入るとするか。風呂から上がったら、即、アイスを食べる。

 それが腸にいいとは思えん…。了

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