ぼったくられる
プー太郎生活3132日目。
午後9時15分頃、中日-読売を観ていたらブレーカーが落ちた。
停電か? ブレーカーが落ちる音が聞こえたから停電なわけがないわな。
共有廊下に出たら電灯がついていたので、停電ではないことがリーチ・一発・ツモでわかった。
そこで分電盤をチェックしたら、漏電ボタンがある箇所のブレーカーが落ちていた。
漏電ボタンがある箇所のブレーカーを何度上げても、即、落ちる。
「これは漏電で火事になるかもしれん」と思い、東京電力に電話した。
そうだろう、そうだろう、受付時間はとうの昔に終わっていた。
なら、東京電力の緊急用のフリーダイヤルに掛けてみるまでよ。
停電とかしか受け付けていなく、個人宅のトラブルには対応していないという。
漏電が怖いし、一晩電気が使えないというのはハガいので、スマホのgoogleから緊急で駆け付けてくれる業者を探した。
それで最短20分で駆け付けるという業者に電話した。
「今からですと30分ほどで行けます」
その間、共有廊下の電灯のもと、ゲンダイを読みながら待った。家の中は真っ暗なのでな。
結局、50分ほどで業者は来た。業者は若い2人組の兄ちゃんで、2人とも感じは凄く良かった。
そのうちの年配の方の兄ちゃんが電灯を当てながら分電盤をチェックした。
「1988年とありますね。寿命が過ぎています。分電盤の寿命は12~15年ですから」
現在は2024年。寿命はとうの昔に来ていたわけか。
「分電盤を取り換えないとダメですね」って、そりゃ、そうだろう。
そこで、工事費込みの値段を告げられて吐いた。
「35万のところをお安くして30万で、消費税を入れて33万です」
夜間の出張料も入れて、高くても10万かと思っていたのだが…。
それで吐いていたら、年配の方の兄ちゃんに、「皆さん、驚かれますが、それが相場です」と言われた。
冷静さを失っていたわしは、「でしたら、明日、東電に電話してみます」と、断る判断ができなかったのである。
「では、お願いします。カードで払えますか?」と聞いた。
あに? 「現金のみになっています」だと?
33万も手元にあるわけがないだろうが。
「10万ほどしか持っていません」と言ったら、「残りは明日に振り込みでいうことで」となった。
その時点で「おかしい」と思わないとならなかった。
振り込みたって、博打の負け分ではないのだから、普通、1週間ほどの猶予があるはずだからな。
「これから取り掛かります。2時間ほどで終わります」ということで、工事が始まった。
工事の様子を見ていたが、とてもトーシローでは出来ない工事であった。
2人の手際の良さに感心しわ。そして、約2時間後、電気がついた。
これで一安心。
と思いきや、「漏電しているかもしれない箇所をチェックします」とのことで、チェックが始まった。
すると、冷蔵庫の電源を入れているコンセントの箇所だというのが判明した。
そこには差し込み口が2つあるが、上の方を電子レンジ、電気ケトル、炊飯器などのたこ足配線にしていたのである。
「電子レンジをたこ足配線にしていたら火災の原因になりかねます」
やぶねぇ。チェックしてもらわなかったら、取り返しがつかないことになっていたかもしれんかった。
しかし、漏電箇所を修理したことで、炊飯器が壊れてしまった。
それもクソ痛い失費だ。ただ、冷蔵庫が無事だったのは良かった。
冷蔵庫までダメになっていたら、ダブル役満とインパチを振り込むようなことになっていたわ。
ともかく、問題は解決ライオン丸となった。
だが、明日、23万を振り込まないとならない。
寝る前に、パソコンのgoogleで、「分電盤交換、相場」と入力してみた。
「総費用は5万から8万程度」だと?
ということは、完全にぼったくりじゃねぇか。
しかし、もう遅い。契約書にサインして、10万を現金で払ってしまったし。
わしは、キムラ店でぼったくられたことはない。
だから、生まれて初めてぼったくりに遭ったというわけだ。
ただ、工事はきちんとしてくれた。また、漏電するかもしれない箇所を教えてもらった。
それを慰めとするしかない。そう思って眠りに就いた
明日はマンション各部屋の排水管清掃の日である。
わしの階は午後1時からなのでティップネスには、いつもより遅い時間に行く。
排水管清掃をやらないとハガいことになる恐れがあるので、ティップネス詣でが遅い時間になるのは仕方ない。
それにしても、クソ高い授業料だった。
次回のクソ麻雀で競馬がヘタクソな奴と50万の差し馬をやるしかない。了