小次郎、一択

 
 プー太郎生活3170日目。

 自由が丘まで行って、新たに飼う子犬と対面してきた。

 いたって元気で、人懐っこくて吠え癖もないので、安心して飼えそうである。

 ただ、小太郎への罪悪感をどうしても消せずにいる。

 
「もっとやれたことがあったはず」と、後悔の日々である。

 それにしても、自由が丘はクソ遠かった。

 自由が丘といっても正確には尾山台だから、自由が丘駅で東急大井町線に乗り換えるというハガさであった。

 つまり、高田馬場、渋谷、自由が丘でと、3回も乗り変える必要があったのである。

 しかし、渋谷での山手線と東急東横線の乗り換えには吐いた。

 あんなに歩かせるたぁ、乗り換えとは言えん。

 「通勤で利用している奴は大変だな」と思ったわ。

 東急大井町線に乗ったのは初めてであった。

 生まれてこのかた、ずっと東京に住んでいるが、東急の支線はわけがわからん。

 そういや、号泣組翁が、
「西武の支線を覚えられない」と言っていたな。

 東急の支線は走っている地域からしてザコ支線とは言えないが、西武の支線はまごうことなきザコ支線である。

 今日、乗った東急東横線は元町・中華街行きであった。

 元町・中華街行といえば、みなとみらい線が通じているはず。

 そっち方面も疎いので、正確なことはわからん。

 みなとみらい線といえば、翁との会話を思い出す。

 横浜在住の翁に、「
みなとみらい線は、どことどこを結んでいるのですか?」と聞いたところ、「近いですよ」と返ってきて吐いたのは、この日記で何回か書いたことがある。

 その会話をキムラ嬢に言ったら爆笑された。

 また、‘せいうち’は、
「それだと、現国、0点だよ」と、一刀両断した。

 ちなみに、わしは、みなとみらい線に乗ったことがない。

 お預かりセンターのお姉さんは感じが良かった。

 わしのシャワシャワな質問にも嫌な顔1つせずに答えてくれた。

 お預かりセンターのお姉さんに子犬の名前を聞かれた。

 そんなもん、小次郎、一択だ。

 
「狂犬病注射は1週間後くらいに打つように」と聞かされた。

 となると、近所の動物病院に約1週間後に行かねばならない。

 獣医や受付の女性に、
「まだ小太郎を亡くしたばかりなのに」と思われるだろうな。

 今、それをプレッシャーに感じている。

 話は変わって、ヤクルト-読売に吐いた。

 打てないで負けるとストレスが溜まる。

 って、どんな試合展開でも負けたらストレスが溜まるだろうが。

 明日は勝てよ。勝てる気はせんけど。

 明日、弟夫妻と小次郎を引き取りに行く。

 そして、帰りにペットショップに寄って、ハーネス、おもちゃ、子犬用のオヤツなどを買う。

 明日から新生活が始まる。小太郎の分も愛情を込めて小次郎を大切に飼いたい。了


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