伝説のエースたち
プー太郎生活3181日目。
ドジャース-ダイヤモンドバックスを見終わってから、J:CОМブックス上の週刊誌を読んだ。
週刊ベースボールマガジン(以下、週ベ)が読み溜まっていたので、週ベを中心に目を通した。
週ベは毎週、特集記事を組むが、何を特集するのかを企画・立案するのはさぞかし大変だろうと思う。
月間ならともかく、週刊だから、その難度の高さがわかるというものである。
週ベを主に買うのは40代以上だと思われる。
なので、オールドファンの心に刺さるような特集が多い。
今日、わしが目を通した週ベの特集は「伝説のエースたち」であった。
チームごとに勝利数が多い順に名前が並べられていたが、調べるのにはさぞか労力がいったあったはず。
わしが小・中・高の頃は、中でもパリーグには、「これぞエース」というピッチャーがいた。
阪急の山田、近鉄の鈴木啓示、ロッテの村田、太平洋・西武の東尾、日本ハムの高橋直樹。
南海? おらんかった。
だから、最下位・南海権左だったわけである。
これらのエースの中では、通算284勝の山田氏、通算317勝の鈴木啓示氏のプライドが特に高い。
山田氏は、「星野たって、150勝していないんだろ」、鈴木啓示氏は、「江川? しょせん130勝かそこらのピッチャーや」と言い放っている。
鈴木啓示氏といえば、菊池雄星が1年目のキャンプでのことが印象に残っている。
「雄星君、わしが誰だかわかるか?」
そんな化石みたいなおっさんなど、わからんて。
そう言われた菊池は目が泳いで、周りの記者に助けを請う表情をしたという。
現在、週ベでは、「昭和世代の言い残し」という題名で、昭和の名選手へのインタビュー記事を載せている。
これは、わしらオールドファンには涙ものの連載記事である。
「伝説のエースたち」の特集号には、元ロッテ・西武の山崎裕之氏の3回目のインタビュー記事が載っていた。
元ロッテの巨漢黒人のアルトマンが心優しい好人物とは知らなかった。
アルトマンとの思い出話とは対照的に、元西武監督の広岡氏に対しての証言は辛辣だった。
「試合中にベンチに座っていることが多くなってくると、守備の時にグラウンドにいる選手の悪口を広岡さんが言っているのが耳に入ってくる。
自分が出場している時も同じことを言われていたのか、と思いますよね。冷血な人でした」
広岡氏が冷血なのは、嫌味・皮肉の金太郎アメだった解説者時代に、わしもそう思った。
かように週ベは頑張って面白い記事を連載しているので、廃刊にならないことを切に願っている。
大相撲夏場所は混迷極まりない展開になっている。
今日で2敗がいなくなり、3敗が4人、4敗が7人たぁ。
そんななか、優勝に近いのは琴櫻と大の里だろう。
ヤクルト、あかん。今日は高橋奎二で星を落とした。
左のエースのはずの高橋奎二がまだ1勝では話にならん。
このままだと村中や赤川と同じ道を辿ることになるぞ。
昨日の日記にも書いたが、明日は動物病院に行く予定である。
「それにプレッシャーを感じている」と、また弟に訴えたら、今回も一蹴された。
「別に動物病院に迷惑を掛けているわけじゃないだろ」
確かに、その通りだが、程なく新しい犬を飼ったことで、広岡氏のように冷血な人間だと思われるかもしれないと思っているのである。
もしかしたら、先延ばしにするかもしれん。
それがわしのわしたる由縁だ。了