東東京は関東一
プー太郎生活3248日目。
今日も徳島大会を除いた他の地区の決勝戦は10時プレーボールであった。
今日の決勝戦に登場する高校で注目していたのは智弁和歌山である。
準決勝までの4試合を全てコールドで勝ち、投手陣は無失点というのだから。
なので、東東京大会の決勝戦では録画して、智弁和歌山の試合を見終わってから再生することにした。
東東京大会の決勝戦はNHKでも中継があったが、MXテレビのにした。
NHKは途中から教育テレビのサブチャンネルでの中継に変わるなどし、録画設定がメンドーだったからである。
智弁和歌山の決勝戦の相手は近大新宮。
ほとんど聞いたことがない高校だし、智弁和歌山が圧勝すると思っていたが…。
が、近大新宮の細かい継投策に打線が封じられ、なかなかヒットも打てなかった。
それでも6回表に3番手ピッチャーから1点を先取。
ホームに生還したのは、途中から3番に入っていて、ツーベースを打った選手であった。
3番バッターを1打席で交代させた中谷監督の采配には驚いたが、代わりに入った選手も好選手だという。
7回表には3番手ピッチャーからタイムリーで1点、8回表は4番手ピッチャーから適時内野安打、犠牲フライで2点を追加。
近大新宮ベンチは9回表に5番手で1年生を登板させた。
その1年生は無得点に抑えたし、目先を変えて智弁和歌山打線を抑えるという作戦はある程度はうまくいかったわけだ。
9回裏はツーアウトランナーなしからクリーンアップが3連打。
近大新宮の4番では大会が始まってから15打数ノーヒットだったそうだが、それが最後の打席でヒットを打つのだからわからないものである。
ツーアウト満塁から6番はショートゴロ。試合終了と思われたが、ショートが一塁へ悪送球。
それで2点が入り、なおも1、3塁。ここで智弁和歌山の中谷監督は背番号18のピッチャーをリリーフに送った。
アナによると、智弁和歌山には140㎞以上を投げるピッチャーが4人いるそうである。
背番号18のピッチャーはその中で最も球が速いのだろう、148㎞のボールを連発して、最後のバッターを詰まったセンターフライに打ち取った。
智弁和歌山は2021年に甲子園で優勝したが、試合終了の際は静かに喜んだだけだった。
今日もそうかと思ったが、例の1本指ポーズだったので何かガッカリした。
何回も書いて何だが、わしは1本指ホーズは好きくない。
それはともかく、智弁和歌山にかなりのチーム力があるのがわかった。
今年は関東と近畿に強豪が多い。
関東は健大高崎、木更津総合、花咲徳栄、関東一、東海大相模。
近畿は京都国際、大阪桐蔭、報徳学園、智弁和歌山。
この9校を全てAランクとするとAランクがインフレ状態になる。
他にも青森山田、広陵、神村学園がAランクだろうから。
なので、健大高崎、東海大相模、大阪桐蔭、報徳学園、智弁学園の5校に抑えるだろう。
わしは智弁和歌山や天理に勝って春の近畿大会を制し、京都大会で圧巻の強さを示した京都国際もAランクだと思うが。
関東一-帝京の頂上決戦は、投手力に勝る関東一に軍配が上がった。
帝京は久々の大型チームだったものの、頼れるピッチャーが不在だったのが最後に響いた。
その点、関東一は左腕の好投手・畠中と全日本代表候補の右腕・坂井と、投手力も秀でている。
その関東一をもってしても優勝候補の一角になるか微妙なのだから、今年は強豪が如何に多いかがわかるというものである。
ここで、帝京-関東一を実況したMXテレビのアナに物申したい。
関東一が8-5でリードしている7回裏の帝京の攻撃はワンアウト1塁で、バッターのカウントはスリーボール・ワンストライクだった。
その時、アナが解説者に、「ここは歩かせるという手もありますか?」と尋ねたのである。
バカも休み休みに言え。3点リードの場面でランナーを敢えて溜まらせてどうする。
野球を知らないのも程がある。昨日のNHKの女性アナウンサーの方がよほど野球を知っていたぞ。
MXテレビは表彰式も中継したので表彰式も見ていたが、両チームの選手が坊主刈りというのは見ていて気持ち良かった。
時代錯誤と言われようが、わしは高校球児の長髪は嫌いなんじゃい。
2時からは阿南光-鳴門渦潮を視聴した。
選抜大会での投球が光った吉岡を擁する阿南光が勝つと思っていたが…。
試合はシーソーゲームとなり、7回裏に鳴門渦潮が3-2と逆転した。
スクイズで同点となったのだが、ピッチャー前に転がった打球を間に合わないホームに放ってフィルダースチョイスになったのが阿南光には痛かった。
ファーストに生きたランナーがツーアウトからのタイムリーツーベースで生還したのだから。
だが、8回表、阿南光に劇的な一発が出た。
ツーアウトランナーなしから、3番バッターが同点ホームランを打ったのである。
試合はタイブレークに入り、阿南光が10回表に2点を挙げた。
ただ、スリーアウト目がランナーがセカンドに走った際のバッターのキャッチャーへの守備妨害だったから、阿南光には嫌なチェンジのなり方だった。
すると、その裏、送りバント後、2番と3番が連続ツーベースを放ち、阿南光がサヨナラ勝ちした。
野球とはそういうものである。アナと解説者も、守備妨害で終わったことによる流れについて話していたわ。
これで残すは愛媛のみ。つまり、明日がオーラスだ。
明日はティップネスに行く。
太っちょさんや愛犬家のハゲオヤジさんには、自分の母校が甲子園大会に出場するとは言わん。
わしも正体不明のままでいたいんじゃい。
しかし、しゃべってしまうような予感がする。了