口下手

 
 プー太郎生活3370日目。

 今日の
「サンデーモーニング」のスポーツコーナーのゲストは上原と桑田だった。

 2人とも綺麗事を言っていたが、現役時代の2人の灰汁の強さは周知の事実である。

 その2人に工藤を加えた3人が投手陣の雰囲気を最悪にし、当時、若手だった内海が吐きまくっていたことは何度か書いた。

 上原はだいぶ丸くなったとのことだが、桑田に関しては知らん。

 NHK将棋トーナメントは、今日からベスト16の激突である。

 若手が多く残っており、一世を風靡した羽生軍団の頭目や谷川十七世名人は既に姿を消している。

 そんななか佐藤康光九段が残っているのは特筆されると思う。

 ただ、3回戦で渡辺明九段、3回戦を突破しても藤井聡太七冠と当たるという組み合わせがハガすぎる。

 今日の解説は徳田五段であった。

 NHK将棋トーナメントの解説は年に1人1回くせぇ。

 今のところ藤井聡太八冠の一角であった叡王を奪取した伊藤匠叡王の解説がない。

 もしかして解説者として二度と呼ばれないのかもしれん。

 というのも、昨年の解説があまりにもダメで、司会の鈴木環奈女流三段が吐きまくっていたからである。

 何がダメだったかというと、口下手なこともさることながら、自ら全く口を開かなかった点である。

 それで明らかに鈴木女流がイラついていた。

 番組ディレクターも、
「こいつは使えないな」と思ったであろう。

 口下手といえば、井出洋介麻雀プロもである。

 東大出身の理性派雀士ということで、どんな解説をするかと思ったら全く凡庸で、しかも口下手であった。

 井出プロは口下手であるが、執筆はさすがのものがあった。

 わしは、
「近代麻雀」での井出プロのコラムで役牌の絞りというのを学んだのである。

 井出プロは週刊現代で
「麻雀クリニック」を連載していて、「何を切る」がそのコラムの大半を占めていた。

 が、1年半ほど前か、そのコラムが打ち切りになってしまった。

 わしも吐いたが、生活が懸かっていた井出プロはそんなものではなかったろう。

 「週刊現代の連載が終了し、ついに私が執筆する紙媒体(新聞、週刊誌、月刊誌)の連載記事が1つもなくなりました」 

 以上は、SNSでの井出プロの嘆き節である。

 井出プロは、どうやって凌いでいるのか? 

 伊藤優孝プロや金子正輝プロのように、バブル時代にマンション麻雀での超高レート麻雀で何億もの金を稼いだとは到底思えないし。

 口下手な奴は予備校の講師にも向かない。

 予備校の講師は、担当科目の実力が抜群でなくとも、口八丁手八丁で何とかなる面がある。

 社会科に関して、その傾向が顕著である。

 また、口下手な奴は女にもてない。

 誠実だが口下手な奴よりも北の富士のような口八丁な奴の方がもてるというのは事実である。

 わしは口下手ではないと思うが、口八丁とは無縁である。

 今日から12月か。

 今年も残すところ、あと1か月。容赦なく月日が流れくさる。

 こういう生活でも月日が経つのをクソ速く感じるんじゃい。

 今週は水曜に青色申告会に行く。

 師走だというのに、それ以外に予定が何にもナイマンとは、
「ふっ、哀れだね、どうにも」だ。了

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