茶は、製法によって、紅茶、緑茶、ウーロン茶などに分けられます。紅茶を製造する場合は、茶の葉を発酵させた後に乾燥させ、独特の香気を出します。緑茶は、茶の葉を発酵させないように加熱処理させて作ります。また、ウーロン茶は、紅茶と緑茶の中間の風味を持った茶をいいます。
ところで、1人あたりの茶の消費量が世界一である国はどこでしょう? それはイギリスです。もちろん、イギリス人が好むのは紅茶です。イギリスでは、「朝は一杯の紅茶から始まる」といわれます。また、午後のティータイムもよく知られています。
しかし、熱帯性の作物である茶はイギリスでは栽培できません。したがって、イギリスは、インド、スリランカ、ケニアなどの植民地で現地の労働力を使って、茶の栽培を行わせました。紅茶の銘柄として名高いリプトンティーはスリランカの特産品です。現在、イギリスは、ケニアを筆頭に、インド、スリランカなどから大量に茶を輸入しています。
また、ロシアの茶の輸入量も世界有数です。みなさんは、ジャムを紅茶に入れるロシアンティーを飲んだことがあるでしょうか?
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