今日は店に行く予定がなかったが、仕事が思いのほか早く終わったのでサウナに入りに行った。

　そしたら、受け付けにいた、いつぞやわしをトラップにはめ込んだ超かわいいねぇちゃんが、「いつも熱心ですね。今日は首マッサージを特別にサービスします」とのたまわった。

　その時、背筋に薄寒いものが走った。これまでの経験で、こういう時はロクなことになってないからだ。今度もきっとそうだろうと身構えていたが、あにはからんや無罪釈放であった。

　しかし、これで済むはずがねぇ。敵はすでに何らかのトッラプを用意していることだろう。

　そういや、マッサージをしてくれたねぇちゃんが、「肩が凝ってますねぇ」と言っておったからなぁ。こりゃ、完全な布石だな。