チョンガー・ザ・グレート
うむ〜、この年までチョンガーとは思わなんだ。
わしと同じ年で同じくチョンガーの友人からの今年の年賀状に、「1人でいるのは気楽でもあり、寂しくもあり」と書いてあったが、まさにわしもそれと同じ気分である。
7年ほど前、当時43歳でチョンガーであった上司に、「このところ何かいい話しはありますか?」と聞いたら、「僕は現役を退いているから」という返答がきた。
で、間髪入れずその人に、「ビッグ・タイガーじゃねぇぞ」と言ってしまった。ちなみに、上司は今なおチョンガーである。
※伊達直人が虎の穴にいた頃、ミスター・Xが、ずらりと壁にかけられたパネルを杖で指しながら、直人ら虎の穴に入ったばかりの少年達にこう説明した。「これが虎の穴出身の強豪レスラー達だ。中でも最高の3人がビッグ・タイガー、ブラック・タイガー、キング・タイガーだ。この3人はあまりにも強くて相手がいないため、すでに現役を退き、幻のレスラーとなっている」。しかし、その上司はあまりにも弱過ぎて自ら現役を退いたのだ。
とにかく上司のようになっては終わりだ。福本伸行のさる麻雀漫画のシーンに、「あきらめては全てが終わる。絶望的なピンチも、どんなに間が悪いことも、ひょんなことから好転することがある。ただし、それは、ただただ諦めず、投げなかった者のみにふいに訪れる。だから諦めてはいけない」とある。
それに従って、わしも諦めずに頑張るか…。
ただ、かの丹下段平はこう言っている。「人には絶望的なピンチよりももっとタチの悪いピンチがある。そいつは、にせものの希望があるピンチってやつだ。哀れにも今度こそ今度こそと無残にあがき、あがけばあがくほど絶望の底なしの泥沼にのめり込んでゆく…」
うむ〜、わしはどちらの言葉に従えばいいのだろうか? 誰か、教えてくれ〜。
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