出掛けの闘い

　わしの朝のタイムスケジュールは以下のようになっている。 　

　７時20分…ウルトラ警備隊のアラーム音で起床←アラーム音は頻繁に変える
　　同25分…５分で果物を食べ終わる←朝から力石なのだ
　　同30分…朝日新聞を読みながらクソ←新聞読みながらクソする習慣は高校時代から
　　同35分…歯磨き＆洗顔←エステで買わされた洗顔フォームがまだある
　　同40分…コンタクトはめ＆整髪←寝坊した時はカット 　　
　　同45分…家を出る

※なお、髭剃りは前日の入浴中に済ましてある。わしはヒゲが濃いので、電気カミソリでやると最低10分はかかる。朝にそんな余裕はとてもない。しかし、朝剃ってないうえ、ヒゲが伸びるのが早いわしは、夕方にはドロボー状態のヒゲづらになってしまう。 　 　

　だいたいこんな感じであるが、実際はもっと分刻みで、いろいろとやっている。したがって、朝は１分１分が貴重なのだ。

　しかし、今朝はあろうことか、７時40分にクソ意を感じてしまった。こんなことは珍しい。やはりサプリをいろいろと摂っているせいか？　

　原因などどうでもええ。この火急のトラブル、どうしたもんかと思った。 　

　もしクソを我慢していつも通りの時間に家を出たら、満員電車の中で闘うハメに陥るだろう。朝のトイレはどこも満員状態だから、闘いが勃発したらＫＯ率が以上に高くなるのは必定である。 　

　かといって、ここでクソをしたら、いつもの電車に乗れない。後発の電車に乗っても十分間に合うのであるが、わしは、いつも乗る電車に乗っている美人姉妹と、２つ先の駅で乗ってくるスーパーかわいい子を見るのを楽しみにしているのだ。

　なにせ野郎だけしかいない職場、いって見れば、喜び組ならぬ「悲しみ組」にふだんからいる身からすれば、それくらいしか楽しみがないのだ。 　

　で、結局、背に腹は変えられず、不本意ながら追加クソをして出て行くことにした。明日はこのようなことがないように戒めたい。