アホ後輩、再起不能
しかし、アホ後輩も、どんだけ負ければ気が済むんだ? 今日も、ミスターXに国士を打つなどボロボロであった。
ただ、いつもに比べてラスは少なかった。しかし、トップもいつも以上に少なく、東風戦24回終わって、たったの1回。いったい、どんなトップ率しとるんじゃい。
最初、野郎は、「明日仕事だし、今日は8時まで」と言っていた。みんな不承不承にOKしたのあるが、ちょっと調子が良くなったのに気を良くして、野郎は、「よし、あと4回オールトップ取れば、ふつうの負けで収まる。あと4回やろう」と提案してきた。もちろん、みんな、その申し出は渡りに船であった。
そしたら、最後の4回、野郎は4連続ラス。結局、「ふつうの負け」どころか、「しゃれにならない負け」になってしまったのである。
それにしても、ハマっている時は、ホント、当たり牌を掴んでしまうもんだなぁ。国士の北にしてもそうだし、わしの2順目の一鳴き満貫(發・チャンタ・ドラ3)にも、張った瞬間に野郎から9ソーが出た。
また、ミスターXの5巡目インパチ(タテホン・チートイ・赤)の当たり牌、北も見事にキャッチング。
しかし、やぶねぇ。野郎が飛び込んでなかったら、わしが次に北を打っていたところだった。奴が上家にいると先に打ってくれるから、ホント助かる。
というわけで、野郎は、わしとミスターXにビタ一文払えず、不良債権がさらにかさんでしまった。そして、精算の段階でミスターXに、「野郎は、今回は金を持っているよ」と言ったわしのシャミもばれてしまった。
ミスターXは、わしと野郎の2人にあきれていたが、いちおう、来年の春くらいまでに返すということで納得してもらった。
野郎は今日で事実上のJ2落ちである。ていうか、もう再起不能だ。毎回、5万も6万も負けていたんじゃ、どうにもならん。
最後に、今日はいいもんを見たことを書いておきたい。それは、わしらの隣の卓で、70前後のじいさん4人が麻雀を打っていた光景である。なんか、何十年後のわしらって感じであった。
そういや、そのじいさん達、途中でリンシャン牌の扱いを巡って、しゃわがれ声で、口角泡を飛ばして議論していたな。あと、そのうちの1人がおくさんに作ってもらったおにぎりを食いながら、打っていたのも印象的であった。
結局は大門になれずか…。おかげでキムラ計画もパー。しかし、ホントに弱ぇ野郎だ。
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