ボディゾーンの侵略
意志薄弱とはわしのことを言うのだろう。この前、「1、2週間は信玄亭に行かない」と決意したばかりなのに、今日、もうその誓いを破ってしまった。ま、誓いなんてご大層なもんじゃないんだどな。
で、暖簾をくぐるなり、おやじが、「この前はすいませんでしたね。今度はギョーザ握っておくからさ」と、先日のことを詫びてきた。
おやじにそんな一面があると思っていなかったもんで、正直、これには感心した。しかし、握っておくって、ギョーザは寿司じゃねぇぞ。
というわけで、今度の土曜日の昼飯は、信玄亭でチャーハン・ギョーザということにした。まさか、これでギョーザを仕込んでおかないってことはないと思うがな。もし今度約束を反古にしたら、おやじをレッドカードに処すつもりだ。
おやじと和解(?)したことから気分良く味噌野菜ラーメンを食べていたら、頭が爆発しているミョウチキリンなおっさんが入ってきた。そして、幾つも席があいているというのに、わしの隣りに座りくさった。
あいてる席がたくさんあんのに、何で、わざわざわしの横に座るんだ? それはボディゾーンの侵略だ。しかも、人がメシ食ってんのに、何回も鼻かみやがって。
いい加減我慢できなかったので2つほど横に席を移動したが、類を友を呼ぶってのか、信玄亭は変な客が多過ぎるぞ。
そういや昔銭湯に通っていた頃も、いくらでも席があいているのに、わざわざ隣に座ってきた奴がいたな。ラーメン屋ならともかく、銭湯でこういうことされたら堪らん。速攻で席を移った。
それにしても、内風呂はありがたい。今日ちょっと帰りが遅くなったが、こういう時でも、速攻で入って暖まれるし。
だいいち、400円も風呂代を払ってられん。ま、3万円の風呂代は出せないこともないけど。
最後に、家で風呂入る際も、最初は銭湯時のクセで、前を隠して入っていたことを申し添えておきたい。
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