コンタクト騒動
わしは長年にわたりソフトコンタクトをしている。そして、今まで再三なくしたり、破いたりしてきた。
不器用でガサツなわしには、こすり洗いはとくに鬼門で、今まで何度となく破いたことがある。そのため、最近はこすり洗い不要のケア製品ができたので非常に助かっている。
しかし、このケア製品は2つ段階を踏まねばならないというのがハガい。まず、容器に消毒液を入れてしばらく浸す。次に、消毒液を捨ててから中和液を入れて、数時間つけておく。
最初の頃はうっかり中和するのを忘れて、消毒液に入ったまままのやつを目に入れて、絶叫マシーンになったもんである。中和しなかったコンタクトを目の中に入れると、目が死ぬのである。
で、今日、久々に中和するのを怠り、朝、絶叫してしまった。しゃあないから、出掛けに中和剤を入れ、その容器を持って家を出た。そして、コンタクトをしないで、ラッシュに立ち向かうことにした。
しかし、これが難業である。わしは裸眼だと両目とも0.04しかない。だから、高田馬場の階段の上り下りが異常に慎重になる。今日はそれで後ろの人達に迷惑をかけたことだろう。
それよりもハガかったのは、朝いつもいっしょの箱になる美人姉妹を視姦できなかったことである。
午前11時頃、「もう中和されただろう」と思い、コンタクトをつけたが、右目がまだしみやがった。しゃあないから、左目だけコンタクトをして、昼飯に行くことにした。
その場合は視界が不安定になるので、右目を閉じて歩くよりほかはない。まさに丹下段平状態。それでも両眼とも裸眼であるよりはましである。
※胃痛の余波がまだある感じだったので、今日の昼は、週初め恒例の信玄亭ではなく、立ち食いうどんと相成った。オヤジ、すまん。
で、昼飯から帰ってきて、右目もはめようと思ったら、容器からコンタクトが忽然と姿を消していた。これには泡を食った。今しているコンタクトは、なにせ一枚22000円。もしなくすと、大失費もいいところ。血眼になって容器の中を見たが見つからん。
「キムラを1回控えるしかないか」とあきらめかけていたところ、机の上に張りついていたコンタクトを発見。どうやら容器に入れたつもりが、コントロールがずれて、机の上に置いてしまったようである。
机の上にあったコンタクトは渇き切っていたが、保存液の中に入れたら見事蘇生し、一命を取りとめた。
というわけで、今日は22000円得した気分になった。これで、21日にすることになろう麻雀で強気な牌が打てるというものだ。
最後に、昨日ほとんど食べていないのに、今日再三クソしたことを付記しおきたい。しかし、いったいわしの腹の中はどうなっているんだ?
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