ヘルニア
今日は朝10時からの診察だったからか、前回よりもかなり混んでいた。ちなみに、前回行ったのは午後の1時だった。
適当に本を読んでいたから時間はつぶせたのだが、とんでもない患者に出くわした。わしのすぐそばで、医者からの呼び出しを待っていた入院患者がえらい剣幕で若い看護婦に絡み出したのである。
どうやら自分のわがままを咎められたのに腹を立てたようである。それにしても、その患者のしつこいのなんの。
若い看護婦が一生懸命謝っているのに、まるで矛を収める気配がない。ベテランの看護婦が諌めても逆上する有様。
なおも、まるで説教上戸の酔っ払いのように、「看護婦って、どういう字を書くんだ。看る、護るって書くだろ」とか、「患者の気持ちもわからんでよく看護婦が務まるな」と、クダクダと言い続け、挙句は泣き出した若い看護婦に、「泣けばいいってもんじゃないだろう」とか言い出しやがった。
いいかげん、わしもその患者にキレてきて、どなりつけようと思ったら医者から呼び出された。診察が終って出てきたらその患者はいなかったが、そんな奴は病院から叩き出しゃいいんだよ。
さて、肝心の胃痛の原因であるが、4月の胃カメラによる胃の現像写真を見せられて納得。ふつうなら食道と胃を結ぶところ(噴門部?)がキュッと締まっているところ、わしのはそこが広がっているらしい。だから、食べ過ぎるとそこが痛み、胃液が逆流しやすくなるという。
そのため、大食いと早食いを戒められた。大食いを控えるのは問題ないが、早食いを改めるのは、わしにとって至難の業である。短気でせっかちな性分なので、早食いをすぐに直すのは難儀であろう。まあ、そうも言っとれんけど…。
それと、「食べてからすぐに寝転がるのを控えなさい」と言われた。やばい。夕メシを食い終わったらすぐに2階の自分の部屋に行き、万年床に寝そべるのが習慣になっておる。
なんでも、体を横にすると、胃液が逆流しやすいとのこと。さらに、「仕事でご飯が遅くなってもすぐに寝てはダメです」と言われた。ま、その心配はないけどね。
そして、「ストレスに気をつけなさい」と言われた。ストレスがないと思われているようだけど、わしもかなりのストレスを感じておるんじゃい。
そういや、昨日弟に、「明日、胃の検査を受けるんだよ。ストレスが原因かもしれない」と言ったら、野郎、「おめぇにストレスなんかあるのかよ」とぬかしやがった。だから、わしにもストレスはあるんだよ。
ところで、わしのように食道と胃を結ぶところが広がっている状態を「ヘルニア」というらしい。「ヘルニア」ってのは腰の病名にもあるけど、食道と胃を結ぶところが広がっている状態もそう呼ぶとのことであった。
それにしても、わしを診てくれた先生がわしのことをよく覚えてくれていたのはうれしかった。凄く優しく丁寧な先生なので、今度また胃の調子が悪くなったらまた余裕で指名しようと思う。
なんだかんだで病院を出たのは午前11時。まだ午後からの出勤にはかなり時間がある。
それで、みずほ銀行に今日こそキャッシュカードを作り直しに行こうと思った。しかし、大久保病院がある歌舞伎町にはみずほ銀行がないことを思い出した。
しゃあねぇから、西新宿まで行こうと思って歩き出したが、異様に寒い。で、スタジオアルタそばの電光掲示板の気温表示を見たら、たったの8℃。これじゃ、西新宿までよう行けん。
近くの漫画喫茶で時間をつぶすことにしたが、予想最高気温18℃だなんて、とんでもねぇシャミじゃねぇか。
というわけで、胃痛から性感、もとい生還となった。これで、明日は晴れて信玄亭に行くことができる。それが何よりだ。
さて、病院で処方してもらった薬を飲んでとっとと寝るとするか。
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