断じて許さん!
今日も朝の電車話である。
高田馬場駅で山手線のドアが閉まる寸前に乗ったら、なんと上司に出くわした。しかし、確かその人は中央線を利用しているはずであったが…。
何で山手線に乗っているのか理由を聞いてみたら、引っ越したということだった。その引越しにより、東京都民から埼玉県民に落ちてしまったそうだ。
なんか腑に落ちないので、いろいろと追求してみたら、埼玉の方に家を購入したことを聞き出した。
まさか、結婚するんではあるまいな。その人こそ、「チョンガー・ザ・グレート」に出てくる「現役を退いた」40男なのだ。
わしに先んじて、結婚することは断じて許さん。もし本当にそうなら山手線に飛び込む。
ところで、その人は長らく西武線沿線に住みながら、絶対に高田馬場駅を利用しようとはしなかった。そして、わざわざ中央線の駅までバスで行くという時間のかかるルートを取っていたのである。高田馬場駅にトラウマがあったと思われる。
その昔、上司は、フルート教室に通っていたのであった。そこに通っていたのは、上司と1人の女性を除いて全員子供であったという。
それで上司はいつの間にかその女性を好きに、ある日ありったけの勇気を奮って食事に誘ったそうだ。が、あえなく断られ、それからその女性はフルート教室に来なくなった。それが職場で名高い「フルート教室、悲恋物語」である。
わしは、そのフルート教室が高田馬場にあるとにらんでいるのであるが…。しかし、その女性にとっては迷惑な話であったろう。わけのわからない男に言い寄られたせいで、フルート教室をやめざるを得なかったのだから。
しかし、もし本当に上司にとって高田馬場がトラウマの場所であったら、高田馬場を避けていたことに心から同情したい。わしにだって行けない場所がいろいろあるからな。
とにかく、わしの目の黒いうちは、わしに先んじての結婚は断じて許さん。
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