走れ、キムラ!
先日、「遅刻しそうになる夢を見た」と日記に書いたけど、今日、それが正夢になった。
高田馬場でいつもの時間の山手線に乗ろうとしたら、メチャクチャ混んでいたので一台やり過ごした。で、次の電車に乗ったはいいが、なかなか発車しない。「発車間際に駆け込んでいるのを待っているな」と思っていたら、代々木駅でドアがトラブったとかで、「安全確認が取れるまでこのまましばらくお待ち下さい」との放送が流れた。
やばい。もし10 分以上動かなかったら遅刻してしまう。降車駅で遅延証明書をもらえば遅刻にはならないのだが、そういう問題ではない。
勤め始めて10余年、出前は数限りなく取ったが、ただの一度も遅刻をしたことがないわしなのだ。だから、その記録をなんとしても止めたくなかったのである。
だもんで、電車の中で待たされる間はジリジリしたわ。セイガクめ、そんなわしの横で呑気にメールなんか打ってんじゃねぇよ。
電車が止まっている間にどんどん人が乗ってきたが、今日に限って、周りが全部男ってのはハガい。男に密着などしたかねぇ。ま、暑苦しいデブが横に来なかっただけでもましか?
ようやく10<分ちょっとしてから動いたものの、間に合うかどうか、非常に微妙なところであった。そうじゃなくても焦っているところ、電車がトロトロ走るので、「1本乗り過ごして生じた2分の遅れが致命傷になるかもしれん」とよけいイライラしたわ。
しゃあないので、新宿駅で山手線に見切りをつけ、降車駅で階段を駆け下りた。「よし、これでなんとかなる」と思っていたところ、わしの直前の奴が自動改札で引っ掛かりくさった。
このバカ野郎が。改札を迂回するハメになるとは計算外もいいところだ。
これでまた微妙な感じとなった。とりあえず、改札で遅延証明書をもらい保険は得たが、記録のストップはごめんこうむりたい。赤信号も無視して、走りに走った。まさに、「走れ、キムラ!」であった。
50m6秒9だった高校生の頃やエグザスで心肺機能を鍛えていた頃ならともかく、今のわしには駅から1分の距離でもつらい。途中で息が切れそうになったが、間一髪セーフ。まさに、サンダーバードの救助作業がギリギリで間に合うシーンが彷彿されるシチュエーションであった。
しかし、とっつぁんめ。わしより10分も遅れて来たくせに、涼しい顔をして入ってくるたぁ。しかも、遅延証明書をもらってくるのを忘れたから、これから取りに行くだと? ま、この辺は自覚の差だな。
さて、これからボクシングを観るか。K1やプライドも嫌いではないけど、わしは、格闘技ではボクシングに一番惹かれる。
わしの予想は、佐藤、坂田ともKO負けだが、なんとか勘がはずれてほしい。ボクシングを観戦すると、興奮して熱発するので、今日は寝そびれるかもしれん。そしたら1人カルピスだ。
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