再々入院日記5

 
 今日で3日連続お気に入りの看護婦がわしの担当になった。とっつぁん流のセクハラは自重したが、今日もくだらない質問をしまくったことは改めて書くまでもないだろう。
看護婦との会話料も入院費に入っているんじゃい。

 というわけで、夕方にとっつぁんら同僚3人が見舞いに来た。おととい携帯に連絡があってそのことを知らされていたので、今朝職場に電話して、とっつぁんに
「近代麻雀を買って来るように頼んだのだが…。

 だから、
「350円の近代麻雀」と言ったろ。それが、なんで、「近代麻雀ゴールド」(450円)なんだよ。

 だいたい値段が違うじゃないか。まあ、しゃあない。
「近代麻雀」という名がつく麻雀漫画は、単なる「近代麻雀」、「近代麻雀ゴールド」、「近代麻雀オリジナル」と3つあるからな。素人じゃ買い間違うのも無理はない。

 
しかし、「近代麻雀ゴールド」の450円は高過ぎだ。いくらDVD付きっていたってなぁ。それに連載陣も、「近代麻雀」に比べて大きく劣っているし。

「近代麻雀ゴールド」の付録のDVDは、「雀鬼・桜井章一の日常風景」というものである。「これはただの麻雀DVDではない。一つの映像詩だ」
とまで謳っている以上、つまらん内容だったら許さんぞ。

「近代麻雀ゴールド」のコラムで最も面白かったのは、あるやーさんのエピソードである。そのやーさん、行き付けの雀荘宛てにしばしば小包を頼むものだから、みんな自宅や事務所にも送れないやばい物かと思っていた。そしたら優香の写真集とビデオだったとか。

 とっつぁんは帰り際、廊下に張ってある献立表に見入っていた。そして、一言、
「わしはこれで十分だよ」

 わしが、
「え、病院食、メチャメチャまずいって」と言ったら、「いや、あんたはウチの食糧事情を知らんから」とのことだった。

 
確かに、もりそばと菓子パンの夕食じゃなぁ。それも、近くのスーパーが半額セールを行う時間までお預けを食わされるというし…。

 というわけで、今日は、とっつぁんが負け犬であることを再度認識した日であった。


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