再々入院日記6

 
 
大西君、君はジキル博士とハイド氏かね? 
 
 でも、君には十分楽しませてもらったよ。夏も是非頑張ってくれ給え。


 それにしても、今日もタイミングが悪かった。点滴を取り替えに看護婦がちょうどわしのベッドに来た時、堂上に先制タイムリーが出たのであった。
打たれた瞬間、思わず、「やばい!」という声が出てしまったわ。

 どうでもいいけど、ブルドック氏、鼻声だったな。氏は花粉症なのか? だとしたら顔に似合わんな。

 日曜は体重測定の日なのだが、高校野球に夢中になっていて、つい忘れてしまった。看護婦に声をかけられたこともあって、今日はまじめに測ったら
(前回、前々回は勘でノートに記入していた)、なんと、入院時よりも3kgも減っていた。やはり点滴だけではフォローできないのだろう。

 体重測定が終わった後、外出許可をもらって、コンビニで
「近代麻雀」を買って来た。昨日読めなかった分、よけい読みたくなるのが人情ってもんだ。

 しかし、セブンイレブンに行ったのは失敗だった。セブンイレブンなら
「近代麻雀」が置いてあるだろうと思ったのに、影も形もなかった。

 ダメ元で病院のすぐそばのミニストップに行ったら、5冊もありくさった。かぁぁ、こんなんだったら、最初にミニストップに寄れば良かったぜ。

 にしても、
「近代麻雀」、いいですな。早く退院してミスターXと感想戦をしたいものだ。


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