再々入院日記12

 
 今日は、朝から絶不調であった。終日恒常的に吐き上がってきたのだから耐え難かったわ。

 しかも、朝からおばさん看護婦に絡まれるというハガサ。パジャマのズボンを後ろ前反対に履いていたら、
「それって、何の意味があるの?」と言われたので、キレそうになった。何の意味もない。ただ単にだらしないだけだ。

 さらに、同部屋のじじいにも
、「あんた、顔色悪いよ」と追い討ちをかけられた。吐き気がしていて、顔色がいいわけがないだろが。

 それよりハガかったのは、吐き気止めの座薬を入れてほしいと若い看護婦に頼んだところ、
「座薬を渡しますから、自分で入れて下さい」と言われたことである。

 
そんなもん、自分で入れられるかい。わしのケツに座薬を入れるのは鼻血だろうけど、それは看護婦の仕事ではないか。なんとか拝み倒して、その姉ちゃんに入れてもらったものの、えらい気分が悪かったわ。

 本当に調子が悪い時は、たとえ男でも年増でも、ナースコールをしたら飛んで来てくれる人が一番である。その点、前からいる男の看護士は素晴らしい。

 午後昼寝をしていたら、向かいのじいさんの娘が見舞いに来ていた。そう、例のアニメ声の彼女である。で、本人を見たのだが…。

 まじで、そのきれいさに驚いた。その容姿は、そのアニメ声以上なのである。

 それだけきれいなら、タレントでも十分通用するだろう。にしても、その子は、じいさんにとって、随分遅くの子だな。
娘攻略のために、なんとか、じいさんとお近づきになりたいものだ。

 今日はハガい日だったけど、いいもん見れたからよしとするか。


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