再々入院日記13
今日は午前中、えらいダルかった。回診に来た医者によると、昨日寝る前に飲んだ薬がきつい睡眠薬とかで、その影響が残っているのことだった。
睡眠薬など、軽いやつしか飲んだことがないからなぁ。きついのを服用したら、そうなるのは自明というものだ。
午後から調子が持ち直したので、たまにはウルトラマンよろしく太陽光線を浴びようとベランダに出てみた。そしたら、そこに、いつぞや「まだ退院できないんですか」という暴言を吐いた若い彼がいた。
どちらともなく話しかけると、看護婦の話しでえらい盛り上がったわ。そいつもおばさん看護婦にはむかついているとのことだった。
ただ、わしが2番目に気に入っている人が家庭の事情で昨日限りでやめてしまったという話には吐いた。まあ、しゃあねぇ。
それはそうと、その彼は気の毒な限りである。慢性膵炎で入院しているそうだが、治る目途が立ってなく、明日に女子医大病院に転院するとか。
それと、以前も膵炎でこの病院に1年4か月入院していたと言っていた。それで、マンションを買おうと思って貯めていた金があらかたなくなったという。その彼に比べれば、わしはなんとお気楽なことか。
その後、昼寝から起きたら、サークルの後輩のT君から、「これから見舞いに行きます」というメールが入っていた。にしても、午後から調子が良くなって良かったぜ。せっかく見舞いに来てくれるというのに、調子悪くて死んでいたら、お互いハガいからな。
というわけで、T君が5時過ぎにやって来た。いろいろと見舞い品をもらったが、一番もめっけもんは乙葉の写真集であった。
「1人カルピス用にどうぞ」と言われたが、病院ではその活用が難しい…。でも、T君のためにも、うまく看護婦の目を盗んでやるぞ。
このままいけば退院は木曜とのことなので、家に帰ったら、じっくり乙葉の写真集を観賞する予定である。
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