テンション低し
信玄亭がつぶれて2日目の朝。テンションが低かったのは言わずもがな。
気分がローだと、ツキも逃げるようである。病院でロクなことがなかった。
まず、バス停に着く直前に3台ものバスが通過するという目に遭った。そのおかげで、雨の中、20分も次のバスを待つハメになってしまった。
その間、『そういや、反則日記の初回は、「しのつく雨をものともせず、信玄亭に向かった」で始まったなぁ』と、死んだ店の歳を数えるという女々しさであった。
で、病院に入ったら、大画面のテレビが小泉の靖国訪問のニュースを映していた。蹴ったクソ悪いので、そのまま素通りしようとしたら、「偉いねぇ、意志を通して」というしゃわ枯れ声が聞こえてきた。
思わず、「けっ」と毒づいた。やっぱ年寄りから選挙権を取り上げないといかんな。
今日は珍しく早く自分の番が回ってきた。でも、勝手にエコーを取られたぞ。エコーは、先月の健康診断でやったばかりだって。そんなもん、必要ねぇ。
次に、薬局に薬をもらいに行った。そこで、きれいな薬剤師の登場。当然、とっつぁんに教わったセクハラ作戦を展開だ。
「この前の健康診断でコレステロール値が高かったんですけど、下げるためのいい方法ありますか?」と、話を振った。「それなら、お酢がいいですね。これなど、如何でしょう?」と、黒酢の詰め物を売られそうになった。
慌てて、「酢の物はダメなんです」と断ったら、「甘酢なら、どうですか? こちらが甘酢のエキスが入った物ですけど」と、二の矢を放たれた。
だから、酢はダメだって言ったろ。酢に辛いも甘いもあるか。
こうして話掛け作戦は失敗。テンションが低い時は、余計なことをすると嵌るという、いい教訓であった。
あ゛〜、こうやって日記を書いていても、気分が向上してこねぇなぁ。飽きもせず降ってくさる雨もメランコリーに拍車をかけている。
というわけで、今晩は9時半から外出だ。
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