道東旅行2日目


 泥のように眠りに落ちていたが、6時半の目覚ましでバっと起きた。わしは寝起きはいいのである。

 朝食は和食であった。わしにはこちらの方がありがたい。洋食だとサラダが絶対出るのでな。

 今度こそノーヒッターになるべく、決死の思いで納豆にトライした。
まじで、納豆は一口も口にしたことがなかったのだ。

 
「鉄砲魚になるかも」と思われたが食べられた。まあ、納豆は大豆だから成分上は問題ないわけだが。ただ、決しておいしいものではなかった。


 今回もノーヒッターを逃した。またしても、ふきにやられたのだ。しかし、2食続けてふきが出るかよ。

・硫黄山
 
 卵は食べる気がせんかった

・オシンコシンの滝
 
 おい、滝沢、金を返せ!

オホーツク海
 
 遠くに見ている島は国後島

知床一湖
 
 今回もネイチャーガイドが同行した

知床一湖の脇道
 
 知床一湖へ行く道には水芭蕉が生えていた
 「水芭蕉が咲いていた♪〜」をわしに歌わしてはあかん


 昼飯は酢抜きにしてもらったので、何の問題もないと思っていた。が、サラダがついてきた。海鮮丼にサラダがつくたぁ、計算外だよ、玄大佐。

 
 レタスがメインでは手も足も出ない
 ちなみに、サラダを残したのはわしだけであった

 ツアーの同行者である若夫婦と同席だったが、しゃあねぇ

・知床半島
 
 知床観光船から写した知床半島

 
         バードン

・知床半島から流れ出る滝
 
 野生のヒグマはいなかった


 知床観光船は大して揺れなかった。とはいうものの、船酔いをしたようである。

 下船した後、頭がズキズキしてきた。
ノーシンを飲んで凌いだが、あの程度の揺れで船酔いするたぁ。

 知床観光船を降りたら、後は網走の宿にバスで走るだけである。しかし、闘いは網走に向かうバスの中で起こった。

 乗車時間は100分であったが、1時間過ぎからションベンが爆発的にしたくなったのである。
バスに乗る前にちゃんとションベンを出したのに、どういうこっちゃ?

 同行者に話かけて気を紛らわせようと思ったが、睡眠中。バスを止めてもらうにも、右はオホーツク海、左は針葉樹林帯。

 
クソ意は途中で引っ込むこともあるが、尿意は苦しみが増すだけ。しかも、バスの揺れが膀胱を刺激するというハガさ。

 自然道を抜けた後、バスガイドが網走刑務所のことを紹介していたが、Gメン75の
「網走脱獄囚」を考える余裕などまったくなかった。

 まじでダメかと思った。立ちションを申し出ようと思ったところで、バスガイドの
「今晩、みなさんがお泊りになるホテルが見えてきました」との声が聞こえた。

 天の声とはまさにこの声。なんとか勝ったが、あと5分到着が遅かったらヤバかっただろう。

 今夜のホテルは、前日のホテルと違って瀟洒であった。遊戯施設があって同行者と卓球が楽しめたし、ゲーセンも充実していた。

 そして、何より夕食が凄かった。いい旅夢気分でタレントが行く宿で出される夕食と遜色がないくらい豪華であった。
ただし、今回はきゅうりの漬物でノーヒッターを逃してしまった。

 夕食後、大浴場に入った。体を洗うところが10箇所中8つ空いていたので、左から3番目のところに座ろうとしたら、湯船の中から、
「そこはダメだよ」との声がした。

 反射的に
「あ、すいません」と言って場所を移ったら、「ああ」という声が返ってきた。確かに、その場所には私物が置いてあった。

 声の主を見たら、全身に絵が入った若い2人であった。にしても、見事な絵であった。

 風呂から上がって部屋でまったり出来たし、本当にいいホテルであった。しかし、この旅行も明日で終わりかと思うと本当に寂しい。

 そして、帰りの飛行機のことを思って闘っているわしであった。



次の日へ 前の日へ
日記トップへ HPトップへ