男の婚活

　久々にＳＰＡを買った。読みたい記事が３つ以上あればＳＰＡを購入するのだが、今回は読みたい記事は１つであった。それでもＳＰＡを手にしたのは、「男婚活、壮絶レポート」というユニークな記事が載っていたからである。

　ちなみに、「婚活」とは、結婚生活ではなく、結婚するための活動だそうである。わしは、てっきり「婚活」は結婚生活かと思っていたわ。

　その記事によると、35歳までに身を固めておかないと生涯チョンガーの可能性が高いという。というのも、統計上、35〜39歳のチョンガーの男が身を固められた率は3.8％、同じく40代の場合は1.1％だからだそうだ。

　それじゃ、50代でチョンガーの号泣翁、大納言、じじぃ、しゃれこうべが結婚できる可能性は絶無じゃないか。

　その記事によると、足切り確実な男は、「家事スキルがない男」だという。ということは、わしは100％足切りだ。わしに、残り物１、２品で料理が作れるかい。

　また、その記事には、「自分の理想が10あったら、そのうち２つ持っている相手でいいではないか」とあった。それと、「歳が７つ以上離れた相手との可能性はかなり低い」と書かれていた。

　なるほど。だから、わしは未だにチョンガーなのか。

　といっても、わしは翁のように相手に高学歴を求めたり、じじぃみたいに面食いではない。ただ、性格がきついのとミーハーはダメだ。そして、浪費家もＮＧである。

　わしは、チョンガーも悪くはないと思う。というのも、結婚して吐いているヤツを何人も知っているからである。

　とっつぁんのところのように、かみさんとあまりに性格が合わない場合はストレスが溜まるだけ。

　また、元上司のように、結婚のための結婚もハガい。プロポーズの言葉が、「お互いにいい歳ですし、この辺が潮時じゃないですか」ではな。

　ただ、生涯チョンガーだと、老後が問題となる。ばあさんの、「結婚して子供がおらんと、年老いてからがあかん」という言葉が思い出される。

　ま、そういうことを考えると切りがない。今日はこの辺にして寝よう。