やってねぇ

　
　開幕がいよいよ明日に迫った。わしが数日前から甲子園モード全開なのは日記の通りである。

　なのに、約１名、お盆に麻雀をしようと蠢いている奴がいる。

　だから言ったろ。８月は大阪方面の行事で忙しいってよ。

　麻雀はいつでも打てるが、甲子園大会は一期一会。大会中に麻雀打つ奴は高校野球ファンではない。

　よくぞ明日に振り替え休みを温存していた。そうでなければ、明日は出前を取っていたところであった。明豊−興南の試合があって、九州国際大付も登場する日に出勤するというバカはしない…。

　職場で高校野球で騒いでいるのわしだけである。号泣組翁、大納言などは、明日から大会が始まることすら知らないだろう。

　ただ１人、上司はちったぁ興味があるようだ。いちおう母校が出場するからな。

　でも、母校には全く思い入れがないという。高校時代に苛められていたとかではなく、志望校でなかったことがその理由くせぇ。

　「27人もバイトの希望者がいるといるんじゃ、３人ずつ面接をやっても７回かかるね」という発言からも、数学がからっきしだったことがわかる。

　つまり、そこに、「上司のひみつ」がある。あらためて書くまでもないが、「上司のひみつ」は「湖のひみつ」のパクリである。

　帰りに床屋に寄って来た。床屋に行った最大の目的は、優勝校の投票である。

　何度も書いているように、わしの行きつけの床屋では、選抜と夏の大会で優勝校当てクイズをやっており、優勝校を的中させると、床屋で使える商品券がもらえるのである。

　が、やってないとは何事か。そのために、大会前日の今日を選んで行ったんだぞ。

　まさか、その床屋がコンプライアンスを考えたじゃあるまいな。優勝校当てクイズでパクされたら、日本中、逮捕者だらけよ。

　もし床屋でその企画をやっていたら、どこに入れていたかだって？　わしは前田某が好きだ。

　夕刊の社会面に、耳かき店の特集が載っていた。なかなか興味深い記事であった。

　「最後に、耳にフーと息をかけるのが特に人気という」と書いてあったが、３年前に行った時には、息かけサービスなどなかったぞ。それは後発のサービスか？

　家に帰って、ＮＨＫ衛星の巨人−ヤクルトを少しだけ見た。少しだけというのは、ヤクルトが２−８にされたからである。

　それはともかく、今日のアナウンサーは何だ！　「ジャ…対ヤクルト」って、片方のチームだけ愛称で言うな。ＮＨＫの実況は公平でなくちゃいかん。

　明日は９時前に起きるかな。そして、開会式を堪能する。早く明日になりやがれ。