小林繁元投手

 
 小林繁元投手の訃報を昨日のNHKの7時のニュースで知った。思わず、「えっ」という声が出た。

 最初に思ったのは、若過ぎるということである。心臓発作ということであるが、日頃から自覚症状はなかったのだろうか? 

 小林元投手といえば、江川事件である。小林元投手はプロ野球史上最大の悲劇のヒーローだったと思われる。

 トレードを通告された時の記者会見が忘れられない。目にいっぱい涙をためて、
「望まれて、請われて行くわけですから…」と言っていたぁな。

 小林元投手は81年頃から巨人に勝てなくなった。その頃、小林元投手が巨人相手に投げる姿は痛々しかった。

 巨人戦で打たれた小林元投手に巨人ファンが万歳をしていたのを見て、怒りを禁じえなかった。
アンチ巨人魂が最も醸成されたのはその頃である。

 本多勝一氏がその著書で、
「日本は正義のない国」と言っていたが、その言葉で、そういう巨人ファンを想起したものだった。今も、「日本は正義のない国」というのを実感している。今回の検察の小沢狙い撃ち捜査はその最たるものの1つだ。

 昨日は、江川がコメンテーターの日本テレビの番組を見た。涙ぐんでいた江川の
「申し訳ない」という気持ちに偽りはないだろう。小林元投手は、江川が巨人にごり押し入団したことによる犠牲者だったのだから。

 が、違和感を覚えたのは、
「僕が巨人に入ることで、誰かが出てはいけないと思っていました」という江川のコメントである。自分が巨人に入団することがまずありきだったのは、どう考えてもおかしい。

 今日は日刊スポーツを買い、すべてのスポーツ新聞のサイトにアクセスした。そこで、貴重な写真に出会った。


       
 
79年2月10日、江本選手会長の音頭で阪神ナインの歓迎を受ける小林氏
 
前列左から、竹之内、小林、真弓氏
  後列左から江本、若菜、掛布氏



 みんないい顔をしているなぁ。この写真を見て、鳥肌が立ったわ。

 ここで謹んで小林元投手のご冥福を祈ります。

 把瑠都は勢いがあるな。今日の琴欧洲戦も快勝であった。これで朝青龍戦が一段と楽しみになった。

 相撲協会も日本人が優勝争いに絡めないのはハガいだろうな。竹井の言うように、「強い者が勝つ。たったそれだけのことだろ」である。

 今場所引退した千代大海の佐の山親方が今日のゲスト解説であった。佐の山親方が弁が立つのに驚いた。今後もゲスト解説に呼んでもらいたい。

 さ、明日から恐怖の6連続出勤だ。
と力んでも、木曜あたりに出前になりそうな気がする。

 何度でも言う。出前は取ってこそ華だ!



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