出て来た奴は…

 
 今朝は雪が降っていた。出前の絶好日であったが、はずせない仕事があり、断腸の思いで出勤した。

 当然のことながら、号泣組翁は来た。
「雪で東海道線が遅れるか、心配しましたよ」って、そんなに出勤したいか? そのセリフを出前を取ったとっつぁんに聞かせてやりたいわ。

 雨の日は休む隣の課のおっさんは、当然の如く休んだ。
雨の日に来ない奴が雪の日に来るわけがないわな。

 雪がやんだこともあり、昼休みに紀伊国屋に出陣した。昨日のリベンジをしに、立ち読みに行ったのである。

 が、立ち読みを始めて間もなくしてクソがしたくなった。紀伊国屋でクソ意を感じることはよくある。

 3階にはクソどころが1つしかない。そうだろう、そうだろう、塞がっていた。ここは階を移動するより待ちだ。

 
クソとの戦いを何度となく繰り返してきたわしの判断は正しかった。ほどなく水が流れる音が聞こえた。

 
ところがである。出た来た奴は黒人の大男であった。

 なんだ、そいつは? 
「柔道讃歌」のアニマル・モーガンじゃねぇぞ。

 そんな奴の後に座りたくねぇ。しかし、そんなことを言ってられる状況ではなかった。

 座るや否や、クソが出た。このところ腸もみを続けているので、クソの状態は良かった。

 
わしの長きに渡るクソとの戦いにおいても、土人の後にクソをしたのは初めてだ。ともかく、それもいい経験になった。

 今日は木曜日。ということは、これから
「不毛地帯」か。

 悪いが、今日も見るつもりはない。正直言って、話が面白くない。

 いくらなんでも、主人公の壱岐正に人間的魅力がなさ過ぎる。話もつまらない。ついでに言わせてもらえば、60過ぎの吉行和子が小雪に嫉妬するのはキモい。

 そんなこんなで、わしは脱落した。最終回もスルーするかもしれない。

 明日もあさっても出前が不可だ。なんとかしてほしい…。



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