大会２日目

　
　今、第３試合を見終わったところである。

　まじで疲れた。１回と９回はきりきりしながら見ていた。

　声がもう出ねぇ。初回で声が潰れた。最後の場面は、わしも「アウト」と叫んだ。

　９回は相手の動き過ぎに救われた。じっくり攻められていたらやばかった。

　広陵としては、こういう試合を勝ったのは大きい。相手に食いつかれて思わぬ苦戦というのは、どんな強豪にもある。昨夏の中京大中京の関西学院戦がそうだった。

　今日は１点差だったけど、広陵には底力を感じた。優勝する力はあると思う。今回こそは恋を成就させたい。

　開星が負けたのはショックであった。昨年は優勝候補の慶応に安パイと思われた開星が勝って、今年は優勝候補の開星がかわい子ちゃんの21世紀枠に負けるとは皮肉である。

　野々村監督が試合後ずっと死んでいたそうだが、その気持ちはわかる。実力ははるかに自分のチームの方が上なのだから。

　しかし、21世紀枠が強豪に勝ったというのはクソ面白くない。わしは21世紀枠が大嫌いだ。

　向陽が元海草中であったことは、高校野球ファンなら誰でも知っている。海草中といえば、嶋投手である。

　第１試合担当のアナが、「今の選手は嶋投手を知りません」と言ったが、当たり前だ。嶋は戦前の投手だぞ。

　実際の嶋を見たことがある奴なんて、川上哲治くらいじゃないか。わしも、巨人の星で「ズックボール」の回を見ていなければ、名前しか知らなかっただろう。

　前橋工の打線が９人とも左バッターと聞いて吐いた。おまけに代打も左打者だった。それじゃ、左腕は打てんわな。宮崎工の左腕にサクッと完封された。

　イチローと松井が試合後に笑顔で握手したとはね。２人は水と油と思っていたが…。次回のＷＢＣでは、１番・イチロー、４番・松井という打線を見たいものである。

　明日は公休日である。が、明日は出前出勤をする。明日の３試合とも魅力がないのでね。しかも、あいつらが雨の予報を出しているし。

　今はぐったりしている。今日は安らかに眠りたい。