倉吉北高校
業を煮やしたわしは、自ら眉が細くなったことを号泣組翁に見せた。「床屋に行ったのですか?」だと?
感想ってもんがあるだろ。頼むからもっと気の効いたことを言ってくれよ。
それでも会話が成立したからホッとした。翁との会話に四苦八苦するのは前に書いた通りである。
今日、あらためて自分の眉を見た。そして、自らタジタジになった。
いくらなんでも迫力があり過ぎた。思わず、「倉吉北の矢田じゃねぇぞ」とつぶやいてしまった。
倉吉北高校…。70年代末から80年代初頭にかけて甲子園で旋風を起こした倉吉北ナインはコワモテ軍団だった。
ほとんど全員が眉を極端に細くし、剃り込みを入れていた。その代表格であったのが、79年のチームのエースであった矢田投手である。
81年の選抜でベスト4に進出したチームを見た母親は、「みんな、ずんぐりむっくりで嫌な感じがする」と言っていた。それほど当時の倉吉北ナインは迫力があったのである。
そしたら、81年の夏は暴力事件で出場停止になった。それを聞いて、「さもありなん」と思ったわしであった。
当時の倉吉北ナインはほぼ全員が関西出身で、‘外人部隊’と呼ばれていた。つまり、倉吉北が野球留学校の先駆けだったわけだ。
その倉吉北も、最近は甲子園に姿を見せなくなった。もう野球留学生を受け入れていないのかもしれない。
今日の朝日の朝刊は、スポーツ面しか読まなかった。検察の陰謀である小沢問題の記事に用はない。
スポーツ面には、長谷川と西岡の防衛戦の予想記事が載っていた。長谷川の試合には、もっと紙面を割くべきではなかったか? 日本ボクシング史上でも屈指の大一番なのだから。
予想記事では長谷川がやや有利なことが書いてあったが、今度ばかりはやってみないとわからない。だからといって博徒にはならない。博打は卒業だ。
試合前にこれほどの緊張感を持っているのは、具志堅−マルチン・バルガス以来だ。具志堅の大ファンであったわしは、具志堅の試合はどの試合も緊張したがな。
明日からゴールデンウィークか。明日は冬彦行脚の予定である。それはそれで、充実した休みと言える。
明日のためにも10時間は寝たい…。
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