お兄ちゃん

 
 午後から冬彦行脚をした。新宿のルミネでメシを食って、デパ地下の買い物に付き合ったのだ。

 食事をしている時に、眉が細くなっていることに気がつかれた。
「お兄ちゃん、床屋に行ったの?」と言われたのである。「まあ、そう」と適当に誤魔化したわしであった。

 これでわしが母親に
「お兄ちゃん」と呼ばれているのが明らかになった。それも、わしが冬彦たる所以か? 

 いつだったか、それをとっつぁんに言ったら、とっつぁんは呆れていた。が、兄弟がいたら不思議な呼び方ではない。妹がいる号泣組翁もおふくろさんに
「お兄ちゃん」と呼ばれているそうだ。

 
しかし、翁の妹ねぇ。翁の妹はちゃんと会話ができるのだろうか? 

 Xは、おふくろさんに何と呼ばれているのだろうか? 奴は3兄弟の長男だし、わしらと同じかもしれんな。

 
よし、今度、3兄弟をまとめてカモってやるか。レートはいくらでもいいぜ。

 ちなみに、とっつぁんは1人っ子である。とっつぁんの場合は、1人っ子の悪い面が前面に出ている。自分の誤った見解をゴネ通そうとするところなどがそうである。

 冬彦行脚から帰って、柔道の全日本選手権を見た。こう言ってはなんだが、以前に比べて選手が小粒になったように思う。山下泰裕vs斉藤仁が懐かしい。

 梶原一騎先生の隠れた名作・柔道讃歌で、主人公の巴がマックスにリベンジするために全日本選手権へ出場するが、高校生が予選もなしに全日本選手権に参加できるのか? そういうことはあり得ないと思われ…。

 そろそろゴールデンウィークの予定を決めるか。
言っとくが、麻雀はやらないぜ。

 時間は有限なんだ。不毛な時間を過ごしたくねぇ。

 寝る時間は肥沃だ。今日は8時間は肥沃な時間として使いたい…。



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