行かねぇよ

 
 チリの鉱山からの救出劇をニュースで見たよ。これほど感動的もニュースはそうはない。

 とはいえ、最初に救出された奴のシーンと2番目以降では感動が全然違う。最後の奴が引き上げられた時は、また感動のシーンになるだろうけど。

 
救出カプセルを見て、ヒッポリト星人がウルトラ兄弟を閉じ込めたカプセルに思いを馳せた。相変わらず、発想が貧困なわしだ。

   

 ここで自慢させろ。わしはチリ国歌を知っていた。具志堅の12度目の防衛戦の相手であったマルティン・バルガスがチリ人で、試合前にチリ国歌が流れたのでな。もちろん、ビデオで何回も見たから覚えているのだが。

 ボリビアの作業員が1人含まれているのには驚いた。正式にはチリとボリビアは国交がないはず。

 というのも、19世紀後半のチリvsペルー・ボリビアの連合軍が戦った太平洋戦争でペルー・ボリビアが敗れ、ボリビアは太平洋岸の地域を失ってしまったからである。

 それで内陸国となったボリビアであるが、なぜか未だに海軍が存在している。もっとも、名ばかり海軍だがな。

 同じ太平洋戦争でも、日本がアメリカと戦った太平洋戦争とはスケールも歴史的意義も全然違う。チリvsペルー・ボリビアなんて、かわい子ちゃん同士の戦争だ。

 
チリの落盤事故を見て、国際救助隊が存在したらと思った奴はわしだけではないだろう。国際救助隊だったら、ジェットモグラを使ってあっという間に全員を救い出していたはず。

 ただ、いかんせん救出する側の人数が少な過ぎる。トレーシー兄弟が総がかりでも5人では…。

 今日もXにクソ報告メールを送った。そしたら、以下のような返信があった。

 
今週の日曜日、大学のホームカミングデイに一緒に行っていただけませんか? 貴方以外に友達がいないのです。

 ホームカミングデイとやらが終わったら麻雀をやろうってんだろ。
そんな魂胆を見透かせないわしだと思っているのか。

 だいたい、そんな集まりで7000円もふんだくろうってのがフザケている。それに、わしはそんな暇ではない。
アホ後輩とでも行ってくれ。

 今日は3週間ぶりに
「いい旅夢気分」が放送される。それはいいけどよ、3時間はさすがに飽きる。番組そのものが単調なんだし、せめて2時間にすべきではないか? 

 
「いい旅夢気分」の裏で放送している池上彰氏の番組は見ない。池上氏の解説はいいのだが、ひな壇の芸能人の質問とやらが鼻につく。

 あんな的を射た質問が奴らにできるわけがないし、ひな壇の芸能人が均等に質問するというのにも合点がいかない。
どうせ、始めから脚本ができてんだろ。

 明日も仕事か。わしも落盤事故に遭いたい…。



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