aki
あんだ、今日のクソ寒さは。こんな日に床屋に行ったら、かなりの確率で風邪を引く。
キムラ店は論外。シャワー冷めしてしまうわ。
こういう日に露天商で本を売るのは大変だ。わしなら、ようできん。
今回のカンニング事件は騒ぎ過ぎじゃねぇのか。悪いことをしたのは確かだが、これじゃ集団リンチだよ。
だいたい、7時のNHKニュースがトップで伝えるニュースではない。マスコミは自分達のダメさを隠すために、その受験生をスケープゴートにしている。
今日は露天商に‘近代麻雀’があった。しかも、山積みになっていた。読んですぐに捨てる奴がそれだけ多いわけだ。
今月号では、‘鉄火場のシン’がまずまず面白かった。だが、以下の場面は、今までの麻雀漫画で使い古されている。
今回の敵キャラが、(ドラ)で張っていた。
そこに、敵キャラの上家が切ってリーチを掛けた。をチーしてを切って、単騎に受ける敵キャラ。それにシンが引っ掛かり、ハネ満を放縦した。
そのシーンで思い出すのは、ある読み切りの麻雀漫画である。
その漫画の主人公は、やくざの代打ちであった。が、きれいな妻と生まれたばかりの赤ん坊がおり、不安定で危険な代打ち稼業から足を洗いたがっていた。
ある日、組長から「フリー雀荘の店長にならないか?」という話を持ち掛けられる。「これで暖かい家庭が築ける」と喜んだ主人公であった。
それから数日後、組長から最後の代打ち麻雀を本家で打つように頼まれた。断り切れず本家に赴いた主人公。しかし、4人の代打ち人を前に、本家の大親分がとんでもないことを言い出した。
日本刀を一閃。「お前らは負けても名前を失うだけ。それでは面白くない。今日は負けた奴に死んでもらう」
それを聞いた主人公は、その席に招いた組長に、「そんな話は聞いていない。そんな話だったら、こんな場所に俺は来てない」と突っかかった。うろたえる主人公に組長は、「本家の前で見苦しいぞ。覚悟を決めろ」と一喝した。
そんな主人公とは対照的に、若い大柄な打ち手は肝が据わっていた。「とにかく、サクサクやろうぜ。俺は死ぬなんて何とも思ってねぇからよ」
ついに始まった死を掛けた麻雀。主人公は、妻子を守るために自分の麻雀ができなかった。「家族を失うわけにはいかない」、その思いで我を失っていたのである。
それで東1局、高めタンピン三色の闇テンを安めで和了ってしまった。いつもなら高めが出るまでじっと待つ主人公なのだが…。
焦る主人公に対し、上家の若い大柄な打ち手は腰が重い麻雀を展開した。上に書いたのと同じようなテクニックで、主人公から親満を和了った。
勝負は若い打ち手がリードのままラス前に入る。ラス前、主人公の対面から万子のメンホンリーチが掛かった。
そのリーチに若い打ち手は一発でを切る。そして、続いてを打った。若い打ち手の度胸に感心する本家の大親分。
その間、主人公は対面のメンホンリーチを警戒しながら、カウンター狙いで、、を捨てた。ところが、主人公の次のツモは。「いつもならを引く嗅覚が働くのに…」と天を仰ぎながら、主人公はをツモ切った。
その刹那。が若い打ち手のメンチンに突き刺さった。
場面は主人公の初七日に変わった。誰もいなくなった祭壇の前には、悲嘆に暮れる主人公の妻の姿があった。
そこに主人公を死に追いやった若い代打ちが現れる。「帰って下さい」と絶叫する妻。
若い代打ちは有無を言わさず妻を強姦する。妻の叫び声が聞こえたところで漫画は終わった。
後にも先にも、こんなに救いのない麻雀漫画は記憶にない。インパクトという点では、この漫画が麻雀漫画史上随一である。
閑話休題。今月号の‘近代麻雀’で、近く発売される‘近代麻雀オリジナル’において、二階堂亜樹プロの自伝‘aki’の連載が始まることを知った。
亜樹プロといえば、抜群のビジュアルと伊藤優孝をはるかに凌ぐ腕で知られる麻雀界のアイドル。
二階堂亜樹プロ
その自伝は楽しみ…。って、どうせヤバい話はカットだろ。
亜樹プロがタバコを吸うシーンやカルピス絡みのエピソードが描かれないのは確実。そんな漫画を読むために‘近代麻雀オリジナル’を買うほど、わしは甘くないぜ。
明日は出前を申請済みだ。このところ、5日連続出勤に耐えられなくなっている。そういうこって、いい。
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