大会12日目

 
 現在、午後1時前。こんなに早く試合が終わったのは記憶にない。

 今から何をすればいいのか? 
高野連、午後からのわしの時間を返せ。

 東洋大姫路の原には気の毒な敗戦であった。失った2点が併殺崩れと内野ゴロの間によるものたぁ。

 いかんせん、東洋大姫路は打てなかった。それと、序盤にチャンスを何度も逸したのが痛かった。甲子園で優勝するには打力がないとダメということか。

 如水館には酷な日程であった。昨日、3試合目の延長を戦って、今日また試合ではな。

 今日は関西の江浦監督の采配が冴えていた。選抜での思いがけない大敗から、よく立ち直ったと思うよ。

 戦前、関西をAランクにした新聞は少なかった。朝日の記者座談会でも、関西は優勝候補に挙がっていなかった。

 その点、わしは予選前から関西に注目していた。潜在能力は高いと見ていたのである。
朝日の記者どもは、わしにひれ伏せ。

 迫田監督は敗戦インタビューで、‘近々もっと上に行けそうな気がする’と言ったそうである。今日の試合で先発した4番でもあった1年生の島崎にそれほど期待しているということか。

 現在、迫田監督は72歳。老いてますます盛んである。

 明日の日大三−習志野は、選手個々の力では、日大三が断然上。先発メンバー全員の夢がプロ野球選手。そんなチームはそうはない。

 だが、習志野は相手にとって最もやりづらいチーム。先発が誰だか読めないし、攻めがうざったい。
それ以上に、ブラバンがうるせぇ。

 春の関東大会では、習志野が日大三に9−1でコールド勝ちしている。もっとも、この試合は畔上が先発というナメくさった投手起用だったが。

 日大三は、明日も打力で圧倒したい。後半勝負の接戦に持ち込まれたら、十分に波乱があり得る。

 暇なので、今大会のベストナインを考えたい。ただし、前田流の勝てるチームを前提に選出した。

 投手:吉永(日大三)
 捕手:道端(智弁和歌山)
 1塁:金尾(如水館)
 2塁:菅沼(日大三)
 3塁:横尾(日大三)
 遊撃:稲垣(明豊)
 左翼:北川(明徳義塾)
 中堅:石川(東大阪大柏原)
 右翼:高山(日大三) 

 というわけで、昼飯を食ったら冬彦行脚だ。文句は言わせん…。



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