大会13日目

 
 智弁学園は惜しい星を落とした。なぜ青山が先発でなかったのか? ブルドック原田氏ではないが、控え投手で勝てるほど甲子園は甘くない。

 戦前、作新学院の評価は低かった。どの新聞もBランクであった。江川のチームで1勝しかできず、今回のチームが4勝するのが高校野球である。

 日大三は点差ほど楽な試合ではなかった。3回以降、追加点がなかなか入らなかったんでね。

 5回の習志野のレフトのファインプレ-で少し嫌な感じがした。2点分をもぎ取られたからな。

 そのプレーを見て、10年前の明徳義塾戦を思い出したよ。その試合では、9回表に3連続で外野のファインプレーが習志野に出た。その度に身悶えていた。
その理由については申し上げないと前に書いたろ。

 それはともかく、そんな中、吉永はよく投げた。打線以上の脅威を相手に与えると言われた実力を、今日の吉永は存分に出した。今日のピッチングを続ければ優勝は堅い。

 2回は相手のフィルダースチョイスが大きかった。サードのバックホームでセーフになった時、解説の竹中さんも思わず‘セーフ’と言った。

 竹中さんはなんだか嬉しそうだったな。
まさか日大三で博徒になっていまいな? 

 日大三にとっては、9回の畔上による追加点が決定打となった。2アウト2、3塁で左の畔上だったので、敬遠かと思ったよ。最近の高校野球では敬遠が少なくなったような気がする。

 今日は習志野のブラバンの音量が小さいと感じた。そしたら小野塚アナから、‘今日はブラバンの全国大会があって、いつもの3分の1しかスタンドに来ていない’との紹介があった。ということは、南海権左流に考えれば、いつもの3分の1の大きさだったわけか。

 それでも、けっこう音量があった。これまでが如何にうるさかったである。

 今日は試合が長引き、‘スタジオパークからこんにちは’とやらの放送がなくなった。小野塚アナがそう言った瞬間、‘当たり前だ’という声が出た。

 
青山、ざまあみろ。そんな番組、永久に放送されるな。

 そういう悪態がつけるのも日大三が勝ったからである。日大三が負けていたら、試合後しばらく吐いていたに違いない。

 さて、明日の準決勝だ。第1試合は光星学院、第2試合は日大三が優勢か? ただ、ともに連戦なのが気掛かりである。

 現在、午後3時。いよいよもって、やることがない。
高校野球がないと木偶の坊になることがよくわかったぜ。

 ともかく、これから何とか時間を潰したい。



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