地デジ難民
とっつぁんと約3週間ぶりに顔を合わせた。相変わらず、陰気くせぇ。やる気がないのも、いつも通りであった。
とっつぁんが昼休みでいない間、またまた号泣組翁ととっつぁんの欠席裁判になった。いい大人が毎度毎度、欠席裁判とは情けねぇ。
翁にとっつぁんが地デジテレビを買ったかを聞いてみた。別にそんなのに興味があった訳ではない。何の気なしに口にしただけだ。
あに? 地デジ難民になっているだと?
翁によると、とっつぁんの家のテレビは、地デジ放送に移行した日から全く映らなくなったという。それで、とっつぁんは安物のチューナーを大手量販店で手に入れようとしたが、どこも売り切りになっていたとか。
バカな奴だ。安物のチューナーなんて売れ残っているわけないだろ。
とっつぁんはテレビをほとんど見ないとはいえ、くだらない韓国ドラマが好きなかみさんは、それで納得しているのか? ま、どうでもいいけどよ。
今日の読売−横浜で、内海が先発した。今日、試合が行われた場所は福井である。
敦賀気比高校出身の内海にとって、福井は苦い思い出がある。本人もそう言っていたそうである。
2000年の選抜出場が確実であった内海の敦賀気比は、現在はソフトバンクにいる中澤が飲酒事故を起こし、選抜の出場を辞退した。
その年の夏の予選、敦賀気比は3回戦で大苦戦した。9回表を終わって、1点のビハインド。そして、9回裏もツーアウトランナーなしまで追い込まれた。
ここで、4番のキャッチャー・李が起死回生の同点ホームラン。試合は延長戦になり、敦賀気比はサヨナラ勝ちした。
決勝戦の相手は、甲子園常連校の福井商。春のハガい出場辞退を知っていたので、わしが敦賀気比を応援していた。
しかし、今度は奇跡が起こらず2−3で敗れ、内海は涙を飲んだ。その試合後、内海がどんなに悲嘆にくれたか、想像に難くない。
その時の福井商の3番は、カープにいる天谷である。オフシーズンのラジオ番組に出ていた内海に、天谷からのメッセージが伝えられた時、内海は困惑していた。それは、そういう因縁があるからであった。
元同級生なのに、内海は仲澤と没交渉だという。そりゃそうだわな。
ちなみに、中澤はその事件で野球部をクビになった。もし強打の中澤が夏もいたら、違った結果になっていたかもしれない。
高卒後に読売の入団を熱望していた内海であったが、オリックスに指名され、入団を拒否した。バッテリーを組んでいた李を読売が8位で指名したのは、内海を入団させるための布石と言われたものである。
内海が数年前のキャンプで金田のことを‘金村さん’と言って、広岡氏を怒らせた。広岡氏は、‘OBの名前はきちんと知らないといけない’と苦言を呈した。
金竜飛みたいに本名を名乗るべればいいじゃないか。そしたら、内海も間違えなかったろうによ。
と、延々と内海について書いてきたが、今のペナント状況はシャレにならん。1か月前はヤクルトが独走していたのに、どういうこっちゃ?
これで読売にマクられたら暴れる。ヤクルトが優勝を逃したら、おとといの競馬で16000円負けた奴に責任を取らせる。
明日、やっと休める。明日は、家でカブトムシの死体になる。
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