画伯が訪社

 
  今日から6月か。もう初夏か。クールビスなど、クソ食らえだ。

 あの日以来、時間が止まっているわしには季節感などない。弟に叱咤されながら歯を食いしばって、極寒の中を田無駅まで歩いていたのがウソのようだ。

 今日の午前中、画伯がアポなしでわしが勤めるビルに来た。わしの様子を見に来たという。通勤途上中に、わざわざ済まん。

 15分ほど話し込んだが、15分席をはずしたって、どうってことはない。とっつぁんなど、20分以上も行方不明になることはザラだしな。

 それにしても、喫煙場でタバコを吸っている奴に、暗黙に休憩時間が認められているが納得いかん。奴らは、30分はサービス残業をやるべきだ。


 話は戻って、画伯は、「入院が心理的にいいクッションになったんじゃないですか」と言っていた。確かに、あのまま1人暮らしを続けていたら、鬱状態に陥って可能性が高い。

 地獄のような痛み、ハガい看護婦ども、野菜攻撃に苦しめられたものの、入院が奇貨となったのは間違いない。

 画伯が主催で、10日(日)にわしのアパートで、快気祝いをやってくれることになった。本当に有り難い話だ。

 ただし、テーブルがないから車座で食べることになるぞ。それと、アフターで麻雀はやらないからな。

 しかし、コルセットがうざったい。コルセットをしないと腰が安定しないし、しばらく我慢するしかない。

 果たして、コルセットが不要になる日は来るのだろうか?


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