診断書が届く

 
  家に帰ったら、入院していた病院から診断書が届いていた。実は、おととい、診断書について病院に不幸の電話をしていたのだ。

 で、今日来たということは、主治医め、捨て置いていたな。主治医がクソ忙しいのはわかるがよ、たった数行の記入と判子を押すだけの作業じゃないか。

 さっそく、保険会社に勤めている知人に連絡を取った。書類に不備さえなければ、すぐに振り込まれるという。

 ただし、ズルをするとハガいことになるくせぇ。手術をしていないのに、手術をしたように書類をごまかしたら損害賠償を請求されるだろう。

 それでも、福本伸行ならイカサマをするのか。イカサマを考案するのが生き甲斐のような奴だから、何らかの方策を考えるに違いない。

 保険会社から戻ってくる金は29万くせぇ。わしが入っているコースは、入院費が1日1万円のコースだからな。

 こうしてみると、部屋代0の部屋に入院していて良かったぜ。治療費で19万かかったから、10万の焼け太りということになる。

 それでも、もうあんな思いはしたくねぇ。激痛に次ぐ激痛、看護婦からの迫害、野菜攻撃の食事。よく29日間も耐えたもんだ。

 ヨーロッパ選手権は、録画でも見る気にならない。今、精神状態が鬱のうえ、オランダの敗退が決定的だからな。

 精神的に落ち込んでいるので、今日の昼休みに、競馬が弱い奴がわしを心配して電話をくれたのには素直に嬉しかった。今週は、例外として、奴が競馬で勝つことを願ってやろう。

 これから雨の日が続くのか。メランコリーに拍車が掛かるのが怖い…。


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