奇跡は起こらず

 
  奇跡というものは滅多に起こらない。100回に1回あるかないか。だから奇跡というんだよ。

 今大会、絶不調のオランダが実力伯仲で、しかも苦手のポルトガルに2点差以上で勝つという命題は、オーラスに役満をトップから直撃するのと同じくらい難しい命題であった。

 今回の敗退の原因は明白である。守備が脆弱であったことである。かつては、クロル、ライカールト、スタムといった守備の達人がいたが、スタムの引退以来、ワールドクラスのDFが皆無になってしまった。

 また、右サイドバックとボランチの人材不足も深刻である。シュルビアとまでは言わないが、せめてライツハークラスの選手が右サイドバックに台頭して欲しい。

 ボランチは、猛犬と言われたダービッツがもはや懐かしい。35歳のファン・ボメルはじじぃ過ぎる。

 さらに問題は、スナイデル、ロッベンなどのスター選手が30歳直前ということである。このままでいくと、80年代前半の暗黒時代に入る可能性が高い。

 今日は、保険会社で入院費を振り込むかどうかの審査が行われたはず。書類不備の電話もないし、福本ばりのイカサマはしていないから、近日中に振り込まれよう。

 言っとくが、それを麻雀の見せ金にするつもりはない。腰痛が完治しない現状で麻雀が打てるかい。

 明日は雨模様か。わしの心の中は、死ぬまで雨であろう。


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