ミニマム級統一戦
ボクシングの世界タイトルの統一戦は、どしどしやるべきだ。世界チャンピオンがあまりにもインフレ状態だからな。せめて今の半分にしないと興醒めである。
とはいえ、日本人同士の統一戦は燃えない。エリートvs雑草というバックボーンはあったものの、力が入らなかったことは事実である。
試合前の国歌斉唱が君が代だけだったもハガかった。やはり敵国の国歌が流れないと盛り上がらん。
ちなみに、かつて最も燃えたのは、韓国人ボクサーとの試合であった。例外は、金竜飛戦だけだ。
日本人の統一戦といえば、渡辺二郎が先駆けである。もっとも、試合前にWBAのタイトルを剥奪されてしまったので、正確には統一戦ではなかったが。
その渡辺二郎がヤクザに身をやつしているのは、本当に残念である。どこで人生の歯車が狂ってしまったのだろうか?
前振りがながくなってしまった。今日の統一選は、八重樫の根性に感動した。
実力では天才・井岡の方が圧倒的に上なのを、見事なファイティング・スピリッツで接戦に持ち込んだ。妻と子供の存在がその原動力なのは確かだろう。
虎の穴のボスであるミラクル3がタイガーマスクの試合を研究した際、「タイガーには技術以外のなにものかがある」と、タイガーの心の支えを見抜いていたが、背負うものがある人間は強い。
井岡にとって、今日の試合はいい経験になったのではないか。こういう気力みなぎる相手に勝ったのは、今後の糧になるはず。
明日は席替えだ。明日は騒がしい日になろう。
が、それに乗れないのは確実。心の底から何かを楽しめる日が来るのだろうか?
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