覚えてねぇよ
今朝、西武線の中で小競り合いしている声が聞こえた。たぶん、5mほど離れたところだろう。
「あんたが押すからだろ」、「こっちは押した覚えはない」って、いい大人が情けない。ま、多牌のチョンボ料をなかなか払おうとしなかったアホ後輩よりはましだがな。
各駅停車の中でのケンカは皆無である。混んでないからだ。そんな不愉快な諍いを朝から聞かされるのも、都落ちした悲哀である。
午後、仕事をしていたら、胸ポケットの携帯が震えた。取り出したら、局番から始まる電話番号がディスプレーされていた。
出てみると、郵便局の配送センターからであった。先日、誤配した件についてのことであった。
ああ、他の部屋の奴が注文したHpのプリンターをわしが受け取ってしまった件か。そいつが郵便局の配送センターに電話したくせぇ。
それで、わしが判子を押したことをそいつが知ったわけか。そんなもん、大した問題じゃないじゃないか。
そう思ったら、そいつが個人情報が漏れるのをやたら気にしていて、わしに個人名などを外に漏らさないように頼んできたという。
そいつの個人名など、覚えてねぇよ。男だったしよ。そう言ったら、電話してきた配送センターの奴もホッとしていた。
しかし、そんなに個人情報が気になるか? その部屋に住んでいる奴は博打で負けて、借金取りに追われているのか?
それとも、やばい商売でもやっているのか? 日時を指定しながら6日も留守にしていたし、外道かもしれん。
でも、配送されてきたのはHpのプリンターだ。ナゾのDVDとか凶器になるような物ではない。いずれにせよ、そいつとは係わりたくねぇ。
毎日の楽しみが録画した相撲を見るだけとは、わしも情けねぇ。それでも、相撲が見られるようになっただけでも前に進んだか。
福本伸行の牛歩戦術でもいい。少しずつでも前に向かいたいものである。
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