吐いた、吐いた

　
　吐いた、吐いた。大谷が負けるたぁ。

　岩手の球児が150km超を打てるはずがないと思っていたわしが甘かったのか。まじで今予選で最も吐いた。

　今年の花巻東は、大谷のワンマンチームのきらいがあった。３年前の菊池の花巻東はそうではなかった。当時のチームには、柏葉、猿川ら、他にも好選手が数人いたからな。

　準決勝から決勝まで日が空き過ぎたことが大谷の調子を狂わしたのかもしれない。眉唾とはいえ、160kmを出したことから、取材などが殺到したのは間違いない。

　打たれるはずのない大谷が打たれて、打線が焦ったのだろう。ＰＬ戦で２回裏に４点先攻されて、打線が火を噴かなかったことに対して蔦監督が、「水野がちょっと打たれたくらいでオタオタしおってからに」と怒ったというが、高校生なんて、そんなもんよ。

　花巻東に勝ったからといって、盛岡大付が優勝候補になるという、南海権左流の三段論法は高校野球には当てはまらない。榎田のＰＬを倒した春日丘、小嶋の遊学館に勝った金沢がそのいい例だ。

　光星学院が甲子園出場を決めただけに、花巻東の敗退がよけい惜しまれる。両校が甲子園に出ていれば、史上初の東北地方からのＡランク２校の出場だったのにな。

　大阪桐蔭が調子を上げてきたくせぇ。藤浪が２点取られたことが引っ掛かるが、東大阪大柏原に昨年のリベンジを果たした。

　大阪桐蔭が出場すれば、間違いなく優勝候補の筆頭だ。博徒としての血が騒ぐ。

　日大三が決勝に進出したか。現チームのエースは、昨年の関西戦で先発して好投した斉藤風太である。

　吉永と比較するのは気の毒というもの。でも、昨年の準決勝で風太が好投していなかったら、日大三が中盤まで関西の堅田を打ちあぐんだだけに、日大三の優勝はなかったかもしれない。

　今朝、山手線の内回りが高田馬場で足止めを食らった。目黒駅で車両点検をしていて、しばらく時間がかかるだと？　

　そういう時は動いたら負けよ。ジョー−力石でも、先に手を出したジョーがＫＯされたろ。

　高田馬場の構内放送で、シャワシャワな指示が出された。「新宿、渋谷まで、お急ぎの方は外回り電車で池袋まで行って、埼京線を利用して下さい」だと？　

　そんな迂回路を取るアホがどこにおる。しかし、何人も車内から降りていったぞ。

　埼京線が鬼込みになるのは自明だ。そんなのは急がば廻れにならん。

　そしたら、15分ほどで内回り電車が動き出した。やはり、わしの読みは深い。

　今日、とっつぁんが出前を取った。号泣組翁によると、昨日、上司の机の上に出前メモを書いて帰ったそうである。数か月前、上司との面談でメモ出前を注意されたのに、もう元の木阿弥かよ。

　このところ、パソコンでyoutubeとヤフーオークションばっかり見ていたし、休んでも、わしらの仕事に何の支障もない。顧客との約束があって、駅員のシャワシャワな指示に従って時間厳守をしようとした奴らとは大違いだ。

　予選も大詰め。今、東東京の準決勝を録画予約した。

　明日は吐きたくねぇ。三白眼の男が実は好きだと、今日の最後に告白しておきたい。