関西の2強、明暗
佼成学園は大魚を逃した。1−0の9回、背番号20の2番手の1年生左腕が硬くなってフォアボールを2つ出したのが致命的であった。
ここで迎えるのは、当たっていないとはいえ、強打の3番・金子。金子を知らないとは言わせねぇ。
金子は初球を一閃。ライトオーバーの会心の逆転ツーベース。
佼成学園にとっては、悔やんでも悔やみ切れない敗戦であった。勝てる唯一の展開に持っていって、あと1人で負けたのだから。
明日の東東京の決勝戦もハガいことになる嫌な予感だ。国士舘など、よう応援せん。
大阪桐蔭、つえぇ。準決勝で2番手の沢田を先発させるとは、ムーミンもいい度胸しているじゃねぇか。
それだけ打線が当たってきたのだろう。打線が湿り放しだった帝京打線と違ってヒットを打ちまくり、タイムリーも効果的に出たようだ。
大阪桐蔭は、トップの森、4番の田端と、軸になる選手がいるのが強みだ。そして、下位に笠松が座るなど、打線に厚みもある。
エースは、言わずと知れた全国屈指の剛腕・藤浪。春夏連覇へ向けて死角がない。
興南、日大三、そして大阪桐蔭と、3年連続で超大型チームが続くのも記憶にないな。KKのPLは同じ高校だから、違う次元で考えろ。
智弁学園の敗退にも吐かされた。畝傍高校って、かわい子ちゃんじゃないのか?
青山が登板しなかったのは、どうしてか? 藤浪と青山の勝負付けは春季近畿大会の決勝戦で済んでいるとはいえ、近畿実力2位の智弁学園が消えたのはもったいない。
浦和学院は、佐藤の好投で4年ぶりに代表になった。投打にまとまっていることは選抜で証明済み。大阪桐蔭との再戦があったら、今度はエース同士の先発での試合を見たい。
智弁和歌山は、予選の決勝戦で20連勝か。今日は壮絶な試合を制したくせぇ。
が、今年は小粒。そんなアーモンドチョコレートは美味くなさそうだ。
今朝、起きてテレビをつけたらオリンピックの入場行進が映った。そしたらドミニカ共和国が行進していた。
ドミニカ共和国と書いたのは、ドミニカ国というザコ国があるからである。メジャーの強打者を何人も輩出しているのは前者だ。
ドミニカ共和国が紹介された際、「プーホルズ、オルティスらメジャーの強打者うんぬん」とか、アナが言っていた。
ソーサは引退したし、成績ではオルティスよる上のブルージェイズのバティスタは日本での知名度がイマイチだから、この2人の名前を挙げたのだろう。
オリンピックの入場行進は、男女2人のアナが実況していた。東京オリンピックでは、鈴木文弥アナ1人による実況であった。
東京オリンピックの記録映画を見たことがあるが、それはそれは見事なアナウンスぶりだった。今のアナは、鈴木文弥アナの足下にも及ばない。
現在は国が多いから1人で実況するのは無理だろう。しかし、高校野球は49校による行進。NHKよ、甲子園の行進は男のアナ1人に戻せ。でないと、また不幸の手紙を送りつけたるぞ。
それにしても、旗手は大変だな。団旗ほどの重さはないとはいえ、相当スタミナを消費すると思われる。
団旗を倒したらボコボコにされることは、「花の応援団」で読んだ。そのほか、「花の応援団」は、思春期だったわしに知らない世界をいろいろ教えてくれた。それについては、ここでは申し上げない。
明日は、東東京大会の決勝戦を見るか。三白眼の男が見られないのが本当に残念だ。
ただ、甲子園に出たとしても、予選の打線の低調ぶりからして、かわい子ちゃん高校にコロリとやられた可能性が高い。
ともかく、オリンピックより予選だ!
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